清宮は痛恨の負傷となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 日本ハムは1月30日、先乗りでの自主トレを行っていた際に負傷した清宮幸太郎に関して、左足関節捻挫(ねんざ)と診断されたと発表した。 今季はホームラン数増…

清宮は痛恨の負傷となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本ハムは1月30日、先乗りでの自主トレを行っていた際に負傷した清宮幸太郎に関して、左足関節捻挫(ねんざ)と診断されたと発表した。

 今季はホームラン数増加を目標とし、オフには動作分析などを行うアメリカの施設・ドライブラインにも足を運び、武者修行も敢行。やる気満々でキャンプに臨もうとしていた矢先の出来事だった。一方ではウォーミングアップ中に足を取られて負傷ということで、これには指揮官の新庄剛志監督も厳しい態度を示している。

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 診断の結果、ゲーム復帰までは約5週間の見込みで、3月下旬の開幕戦までに間に合うかは、微妙な情勢となっている。

 2年連続最下位から巻き返しを図るべく、このオフは12球団ダントツとも言える補強ラッシュで今季へ賭ける思いが伝わってきた日本ハム。

 その中で打撃面では野村佑希、万波中正と共に「KJM砲」としてチームの核を担う活躍が期待されていた清宮だったが、スタートダッシュから離脱してしまうことが濃厚だ。

 だが一方で、し烈なレギュラー争いを繰り広げられているチーム内において、他の選手にとってはチャンスとも言える。チームでは2月3、4日、7日、10日に紅白戦を予定しており、早期から実戦を行うことでレギュラーへの見極めを図る構えを見せている。清宮の抜けた枠を争う選手らにとってはこの機会を無駄にしたくはないだろう。

 現状、清宮は昨季から引き続きサードを守ることが濃厚とされている。

 そのポジションを昨季守ることの多かったのが、細川凌平、奈良間大己、石井一成ら。3選手とも内野の全ポジションを守れるユーティリティープレイヤーではあるが、サードでの開幕スタメン、さらにはレギュラーと言ったところでは期待値が高い。

 さらに、昨季から清宮とポジションを入れ替える形で、サードからファーストにコンバートとなったのが、野村だ。

 今季も引き続きファーストでの起用が濃厚とされているものの、清宮の離脱を受けて再びサードの位置を守る可能性もある。

 となれば、今度は昨季ファーストで多くスタメン出場したアリエル・マルティネスやシーズン途中から加入し、存在感をみせた郡司裕也などの捕手陣、ファーストを守る選手たちがその座に定着するチャンスが巡ってくることにもなる。

 いずれにせよ、現時点でスタメンは万波1人しか決まっていないと新庄監督が口にする以上、先に挙げた選手以外にもチャンスは十分にある。

 選手たちにはまずは怪我なく、キャンプ序盤から大いにアピールをしてもらいたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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