30日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)のグループステージ最終節が各地で行われた。 混戦のグループCでは、なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、アウェイでアヤックスと対戦。両選手は先発フル出場したが、チーム…

30日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)のグループステージ最終節が各地で行われた。

混戦のグループCでは、なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、アウェイでアヤックスと対戦。両選手は先発フル出場したが、チームは1-2で敗れ、グループステージ敗退となった。

最下位(勝ち点5)ながらもグループステージ突破の可能性を残すローマは、2位アヤックス(勝ち点7)に勝利し、他会場の3位バイエルン(勝ち点6)vsパリ・サンジェルマン(PSG/勝ち点9)の結果待ちという条件下、マヌエラ・ジュリアーノのFKからエリザ・バルトリが気迫のダイビングヘッドを見せて32分に先制する。

だが、勝てば突破確定のアヤックスも意地を見せ、前半終了間際に中盤で熊谷からボールを奪ってカウンターに転じると、ティニー・フックストラが同点弾を挙げ、タイスコアで試合を折り返す。この間、別会場では、バイエルンがPSGに1-0とリードを奪っていた。

勝って奇跡を信じたいローマは後半も攻勢を掛けるが、前に出たのはホームチームだった。

84分、シェリダ・スピッツェのニアへのCKがローマのストーン、ザラ・クラムジャルのオウンゴールを誘発して逆転に成功。これが決勝点となり、アヤックスがグループステージ突破を決めた。

また、他会場では73分にPSGが追い付き、2分後にバイエルンが勝ち越す展開となっていたが、88分のオウンゴールでPSGが再び同点とし、2-2でタイムアップ。この結果、PSGが6年連続の準々決勝進出を決め、バイエルンは6年ぶりのグループステージ敗退を喫した。

グループDでは、すでにベスト8入りを決めているチェルシーが、アウェイでパリFCに4-0と快勝。ヘッケンはアウェイでレアル・マドリーを1-0で下し、2位通過を決めた。

グループAとBの最終節は31日に行われるが、グループAはバルセロナとベンフィカ、グループBはリヨンとSKブランがグループステージ突破をすでに決めているため、ベスト8が出揃うこととなった。

◆2023-24UWCLベスト8進出チーム

バルセロナ(スペイン)

ベンフィカ(ポルトガル)

リヨン(フランス)

SKブラン(ノルウェー)

パリ・サンジェルマン(フランス)

アヤックス(オランダ)

チェルシー(イングランド)

ヘッケン(スウェーデン)

【動画】熊谷のボールロストからローマが同点ゴールを被弾…

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