男子テニスのM25チェンナイ(インド/チェンナイ、ハード、ITF)は28日、シングルス決勝が行われ、第1シードのB・トミック(オーストラリア)が世界ランク551位のS・ムクンド(インド)を6-4,7-6 (7-3)のストレートで破り、タイ…

男子テニスのM25チェンナイ(インド/チェンナイ、ハード、ITF)は28日、シングルス決勝が行われ、第1シードのB・トミック(オーストラリア)が世界ランク551位のS・ムクンド(インド)を6-4,7-6 (7-3)のストレートで破り、タイトルを獲得した。
ITFカテゴリーのM25は賞金総額2万5,000ドルの規模の大会で、ATPチャレンジャー大会のカテゴリーの1つ下となる。
31歳のトミックは過去3シーズンで5つのITFタイトルを獲得してきているが、今大会ほど大きなものは初めてで、過去5年間では2018年の成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)に次ぐビッグタイトルとなった。
これまで4つのツアータイトルを獲得し、2016年には世界ランク17位を記録しているトミックだったが、その後は負傷などを繰り返し2022年には825位にまで低下。しかし、地道にITF大会やチャレンジャー大会に出場し続け、今月29日付の最新ランクでは302位まで浮上している。
ジュニア世界ランクでは2位まで上り詰め、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではジュニアタイトルも獲得。2011年にはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でベスト8に進出したトミックが少しずつではあるが、ツアー大会出場まで復活しようとしている。