世界陸上ロンドン大会で8月7日に男子110メートルハードル決勝が行われた。リオ五輪金メダルのオマー・マクリオド(ジャマイカ)が期待に応え、13秒04で優勝している。鋭いスタートで飛び出したマクリオドは次々にハードルを飛び越えていく。前回王者…
世界陸上ロンドン大会で8月7日に男子110メートルハードル決勝が行われた。リオ五輪金メダルのオマー・マクリオド(ジャマイカ)が期待に応え、13秒04で優勝している。
鋭いスタートで飛び出したマクリオドは次々にハードルを飛び越えていく。前回王者のセルゲイ・シュベンコフ(中立選手)を終盤に引き離して、リオ五輪に続く世界タイトルを獲得した。
「光栄だね。大きな安堵のため息が出るよ。信じてほしい。この大きなため息は安堵のものだよ。確かに重圧はあったけれども、あの弾ける感じをジャマイカ代表の練習場に取り戻したかったんだ。本当に踊りたくなる気分だ」
マクリオドは、この勝利を今大会で引退するウサイン・ボルト(ジャマイカ)に捧げたいと語った。
一方のシュベンコフにとっても大きな銀メダルになった。今大会でロシアの選手は『中立選手』という扱いになっている。国家規模でのドーピングが発覚したことにより、ロシア代表チームの参加が認められなかったためだ。
今大会には潔白を証明できた選手だけが個人資格で参加している。ロンドン大会ロシア人メダリスト第1号になったシュベンコフは、連覇こそ逃したが「幸せだ」と喜んだ。
オマー・マクリオド(2017年8月7日)(c)Getty Images