世界陸上ロンドン大会で8月7日に女子1500メートル決勝が行われた。序盤から前につけ積極的な走りを見せたフェイス・キピエゴン(ケニア)が粘る相手を振り切り、4分2秒59で優勝している。1周目のホームストレートで2、3番手まで順位を上げたキピ…

世界陸上ロンドン大会で8月7日に女子1500メートル決勝が行われた。序盤から前につけ積極的な走りを見せたフェイス・キピエゴン(ケニア)が粘る相手を振り切り、4分2秒59で優勝している。

1周目のホームストレートで2、3番手まで順位を上げたキピエゴン。その後も先頭近くでレースを引っ張る。集団がひと塊になる展開でシファン・ハッサン(オランダ)がレース中盤に動く。キピエゴンを外からかわして先頭に立った。

最後の1周を迎えて先頭はハッサン。その外にキピエゴン。激しいデッドヒートになったが直線に向いてキピエゴンが逆転。粘るハッサンを引き離し、他選手の追撃も振り切って優勝した。

2位は0秒17差でジェニファー・シンプソン(米国)、3位にはキャスター・セメンヤ(南アフリカ)が入った。前回女王のゲンゼベ・ディババ(エチオピア)は大きく遅れ最下位でゴールした。

このレースには「ラスト1周はものすごいスパート合戦」「キピエゴンはレース運びが上手い」「見応え抜群だった」「積極的にレースを動かしたハッサンだけど最後に失速してしまったね」などの声が寄せられている。

フェイス・キピエゴン(2017年8月7日)(c)Getty Images

フェイス・キピエゴン(2017年8月7日)(c)Getty Images