<大相撲一月場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館 2敗で優勝争いを演じている横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)は、結びの一番で大関・霧島(陸奥)を寄り切りで下した。結び前の一番で前頭四枚目・翔猿(追手風)を破った関脇・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)との優勝…
<大相撲一月場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館
2敗で優勝争いを演じている横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)は、結びの一番で大関・霧島(陸奥)を寄り切りで下した。結び前の一番で前頭四枚目・翔猿(追手風)を破った関脇・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)との優勝決定戦も制し、その瞬間、幕内9回目の優勝を決めた。
4場所ぶりの復活Vで綱の威厳を示す結果となった。二日目には前頭筆頭・若元春(荒汐)に早くも土をつけられ、腰のけがの影響が心配されたが、その後は、力強く安定感のある取り口で白星を積み重ね、賜杯を手繰り寄せた。
十三日目には、初優勝&大関昇進を目指す琴ノ若の勢いを受け止める形で貫禄勝ち。2敗を死守し、復活Vへの望みを繋いでいた。さらに千秋楽の優勝決定戦でも照ノ富士は琴ノ若の前に大きな壁として立ちはだかった。直近2場所は全休しており、どこまで状態を戻しているか様々な視線を注がれていたが、身長192センチ・体重176キロの大きな体が、2024年の初場所でまさに圧倒的な存在感を放った。
■照ノ富士 春雄(本名・ガントルガ・ガンエルデネ)
モンゴル・ウランバートル出身。平成3年11月29日生まれの32歳。身長192センチ、体重176キロ。初土俵は平成二十三年五月技量審査場所。新入幕は平成二十六年三月場所。横綱昇進は令和三年九月場所。得意技は右四つ・寄り。
(ABEMA/大相撲チャンネル)