28日、第43回大阪国際女子マラソンが大阪市で開催される。8月のパリ五輪の残り1枠を懸けた、MGCファイナルチャレンジの女子1戦目。本大会4度目の優勝を狙う松田瑞生(ダイハツ)、東京五輪・マラソン女子日本代表の前田穂南(天満屋)、クイーンズ…
28日、第43回大阪国際女子マラソンが大阪市で開催される。8月のパリ五輪の残り1枠を懸けた、MGCファイナルチャレンジの女子1戦目。本大会4度目の優勝を狙う松田瑞生(ダイハツ)、東京五輪・マラソン女子日本代表の前田穂南(天満屋)、クイーンズ駅伝2023のMVP・佐藤早也伽(積水化学)ら、パリ五輪代表の切符をかけて有力選手が冬の大阪を駆ける。
◆【実際の映像】「サングラスを取り、両手を挙げ……」前田穂南・19年ぶりの日本新記録“2時間18分59秒”の瞬間
松田瑞生か佐藤早也伽か、それとも……パリ五輪3枚目の切符を掴むランナー予想
エントリーされた選手のなかで、もっとも本命に近い存在なのは松田瑞生(ダイハツ)だろう。2018・20・22年の大阪国際女子マラソン覇者。その鍛え抜かれた腹筋から「なにわの腹筋女王」と呼ばれている。パリ五輪内定の設定記録の「2時間21分41秒」を上回る2時間20分52秒を自己ベストとしており、自身の力を出し切れればパリ五輪に手が届く計算だ。走り慣れた地元・大阪の大応援団も後押しとなる。
佐藤早也伽(積水化学)も注目のランナー。“悲劇の転倒”に見舞われた大阪国際女子マラソン2023は無念の途中リタイア。アクシデントが起きるまでは先頭グループで余裕を持って追走していただけに、陸上ファンも「あれがなかったら……」と思ってしまうほどだった。それでも大事には至らず、3区を任された11月のクイーンズ駅伝2023は駅伝女王・廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)とのデッドヒートを制する快走。完全復活を印象付ける素晴らしい走りを披露し、有力候補のひとりに堂々と名乗りを上げた。この両者を軸に、東京五輪2020代表・前田穂南(天満屋)が経験値で挑む構図が予想される。
史上最強のぺースメーカー・新谷仁美がはたす役割
ペースメーカーの存在も設定タイムのクリアに欠かせない。川内優輝や神野大地、寺田夏生といった男子選手が務めたこともあった大阪国際女子マラソンだが、今年は新谷仁美(積水化学)がペースメーカーとしてレースを引っ張る。言わずと知れた、女子10000m・ハーフマラソンの日本記録保持者だ。海外勢にもマラソンで2時間18分21秒の持ちタイムがあるメセレト ベレテ(エチオピア)、ハーフマラソンで1時間4分37秒のアイリーン ジェプチュンバ キマイス(ケニア)がおり、30kmまで設定タイムを下回ることはないだろう。
第43回大阪国際女子マラソンは本日28日、12:15の号砲予定。ヤンマースタジアム長居をスタート・フィニッシュ地点とする42.195 kmで開催される。
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(M.Tahara)
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19年ぶり日本記録更新??
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パリ五輪代表“最後の1枠”に大きく前進????
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— 大阪国際女子マラソン (@owm_ktv) January 28, 2024