テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、ジュニア部門の男子シングルス決勝が行われ、第4シードの坂本怜がジュニア世界ランク42位のJ・クムスタット(チェコ)を3-6, 7-6 (7-2), 7-5…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、ジュニア部門の男子シングルス決勝が行われ、第4シードの坂本怜がジュニア世界ランク42位のJ・クムスタット(チェコ)を3-6, 7-6 (7-2), 7-5の逆転で破り、四大大会ジュニア初優勝を飾った。試合後の会見でテニスを始めるきっかけについて元世界ランク4位の錦織圭と女子テニスで元世界ランク1位の大坂なおみを挙げた。
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17歳の坂本は、現在キャリアハイとなるジュニア世界ランク7位。今大会には第4シードとして出場し、1回戦で同56位のA・ヴァシレフ(ブルガリア)、2回戦で同77位のL・アンジェリーニ(イタリア)、3回戦で第13シードのP・マリンコフ(オーストラリア)、準々決勝で同37位のC・ウェステンディック(アメリカ)、準決勝で第2シードのN・ケアー(ノルウェー)を下し四大大会ジュニア初の決勝進出を果たした。
また、坂本は23日に発表された国別対抗戦デビスカップの日本代表にも選出されている。
この日の第1セット、第3ゲームでミスからブレークを許した坂本。その後、リターンゲームではブレークを奪えず先行される。続く第2セット、互いに安定したサービスゲームを展開しブレークポイントを与えずタイブレークに突入。強烈なショットから主導権を握った坂本は3度のミニブレークに成功し、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第3ゲームでこの試合初のブレークに成功した坂本だったが、直後の第4ゲームでブレークバックを許す。その後、ブレークチャンスを掴んだ坂本だが幾度となくクムスタットの強烈なサービスエースに阻まれリードできず。それでも第11ゲーム、パッシングショットを決めるなどしブレークポイントを掴むと最後はクムスタットがダブルフォルトを犯しブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームをキープし、2時間11分で勝利した。
試合後の会見で「優勝できてうれしいです」と喜びを明かした坂本。試合終了後に見せる刀を抜くパフォーマンスについては「半年くらいやっていますね」と明かした。
また、テニス選手になるきっかけとなった選手に元世界ランク4位の錦織圭を挙げていた坂本。今回の会見では他の選手はいますかと問われ、女子テニスで元世界ランク1位の大坂なおみだと明かした。
「大坂選手ですね。錦織選手は僕に多くのインスピレーションを与えてくれました。大きな夢を持たせてくれました。僕が10歳の頃だったかな。忘れちゃったけど10歳か12歳。それが始まりだった。大坂選手には会ったことがないけど、錦織選手はフロリダにいるから、たまに練習することはあります」
優勝した坂本は日本勢男子では2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアを制した望月慎太郎に次ぐ2人目の快挙を達成した。
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