メジャー2年目に挑む吉田。年俸削減を目指すレッドソックス首脳陣はどんな判断を下すのだろうか(C)Getty Images…

メジャー2年目に挑む吉田。年俸削減を目指すレッドソックス首脳陣はどんな判断を下すのだろうか(C)Getty Images

 メジャー2年目を新天地で戦うこととなるのだろうか。

 今年に入りトレード移籍の可能性が報じられた、レッドソックスの吉田正尚。1月の上旬に米国内で、球団の年俸総額削減を目指していると報じられ、トレード要員に吉田の名前が挙がっていた。

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 以降、続報などは流れなかったものの、新シーズンが近づくにつれ、やはり放出の見込みが高いと伝えられている。1月24日、米スポーツメディア『FANSIDED』が、吉田を含め3選手がトレード要員となる可能性があると予想している。

 その中では、1月19日に行われたファンイベントでレッドソックスのサム・ケネディ社長兼CEOが「2024年のチームの給与は2023年よりも低くなる可能性が高い」と語ったコメントを掲載。それを踏まえ、「ボストンの昨年の年俸は2億2500万ドルだったが、2024年の年俸は現在1億8000万ドル強と予測されている」と綴っている。

 また、吉田については「オフシーズンが始まった当初、マサタカ・ヨシダのトレード報道は怪しげなものとして一笑に付されていた」と振り返りながら、「ボストンは、カージナルスとのトレードでタイラー・オニールを獲得するなど、すでにオフシーズンに外野の再編成を行なっていた」と今オフの選手補強について言及。「オニールはキャリアの圧倒的多数を左翼でプレーしている」と指摘し、吉田と同じポジションであることを強調した。

 さらに、トピックでは昨年から球団首脳の顔ぶれが変わったことにも触れており、「ヨシダはチャイム・ブルーム前球団最高責任者の在任時に加入しており、(新たに就任となった)クレイグ・ブレスローと新体制がこの日本人左打者をどう評価するかが、“Xファクター”になることは間違いない」と論じている。

 加えて、「最初の報道以来、ヨシダのトレードはあまり有力視されていないが、出費を嫌うボストンを考えれば、2024年に1860万ドル(球団3位)の年俸を支払う外野手を放出することは、そのための手段となり得る」と主張。また同メディアは、スプリング・トレーニング前までのチーム再編を予想しており、吉田の他にも、外野手のジャレン・デュラン、さらにクローザーのケンリー・ジャンセンをトレード候補に挙げている。

 すでに発表されたレッドソックス全体でのスプリング・トレーニング開始日が2月19日。果たして、今回のトピックに記されているトレードが、チーム始動日までに行われるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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