<大相撲一月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館 関脇・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)と前頭十四枚目・阿武咲(阿武松)の一番は、好調の阿武咲が滑るように前のめりに倒れて一瞬で決着がついた。予想外の結果に、相撲大好き“スー女”で知られるタレント・山…

<大相撲一月場所>◇十二日目◇25日◇東京・両国国技館

 関脇・琴ノ若(佐渡ヶ嶽)と前頭十四枚目・阿武咲(阿武松)の一番は、好調の阿武咲が滑るように前のめりに倒れて一瞬で決着がついた。予想外の結果に、相撲大好き“スー女”で知られるタレント・山根千佳は自身のXで「あんな倒れ方するなんて!」と驚きの声を上げ、一方、解説の西岩親方は“原因”をズバリ指摘した。

【映像】スー女タレントが驚いた好調力士の転倒

 平幕ながら二日目から8連勝を遂げて優勝争いに食い込む好調ぶりを発揮していた阿武咲。だが1敗で単独トップに立つ琴ノ若と対戦した十二日目の取組は予想外の結末に終わった。立ち合い思い切り当たった阿武咲は、直後、突いて出ようとした瞬間に右足が滑ってしまい、そのままはたき込まれて呆気なく黒星を喫した。阿武咲は4敗目。琴ノ若は11勝目を挙げて1敗を死守、優勝争いのトップの座をキープするとともに大関昇進へ向けて目安の“3場所33勝”まで残り星2つと迫った。

 好調同士の一番、白熱した取組に期待した館内は、予想外の結末を迎えると「ああ!」と大きな歓声が沸き起こった。ABEMAの視聴者も「ありゃ!」「すべった」「ズッコケた」「どうした?」「一瞬だった」と騒然となったほか、美人スー女の山根千佳は自身のXで「琴ノ若関の立合いの安定感よ!圧力よ!好調の阿武咲関があんな倒れ方するなんて!岩のような琴ノ若関!やばい!お強い!」と興奮気味につづった。

 一瞬で決着がついた琴ノ若と阿武咲の取組について、ABEMAで解説を務めた元関脇・若の里の西岩親方は「(琴ノ若には)阿武咲に押されないという自信があったと思います」と指摘。「しっかりと受け止めて、押されないという自信があった立ち合いでした」と続けると、阿武咲が足を滑らせたことに触れて「やはり滑ったことにも原因があって、琴ノ若の立ち合いの圧力を感じたと思うんですよね。それでバランスを崩したような感じでした」と解説した。
(ABEMA/大相撲チャンネル)