今週から関東では第1回東京が開催され、2月には年明け一発目のGI・フェブラリーSが行われる。 東京開催となるとC.ルメール騎手の無双が始まる。2021~23年の東京成績は【231.147.119.363】と勝利数は群を抜いているが、勝率26…

今週から関東では第1回東京が開催され、2月には年明け一発目のGI・フェブラリーSが行われる。

東京開催となるとC.ルメール騎手の無双が始まる。2021~23年の東京成績は【231.147.119.363】と勝利数は群を抜いているが、勝率26.9%、単勝回収値77なら、他のジョッキーを狙う価値はある。馬券的には、ルメールを軸とした馬連や馬単マルチの相手に何を拾うかが肝心だろう。

ここでは東京開催にて、単勝回収値「100」。つまり、ベタ買いでもプラス収支となったジョッキーたちを紹介する。

◆【根岸ステークス2024予想】出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向

■芝なら関西の中堅が断然

2021~23年を対象に、芝レースにおいて50鞍以上の騎乗があり、10勝以上を挙げて単勝回収値「100」を超えた騎手は以下の通り。

坂井瑠星【11.10.5.88】 └単9.6/連18.4/複22.8/値154

松山弘平【14.21.10.116】 └単8.7/連21.7/複28.0/値145

北村宏司【17.11.19.178】 └単7.6/連12.4/複20.9/値142

津村明秀【15.18.23.204】 └単5.8/連12.7/複21.5/値126

J.モレイラ【16.11.4.20】 └単31.4/連52.9/複60.8/値117

田辺裕信【42.38.37.2364】 └単11.9/連22.7/複33.1/値105

注目は次世代のエース・坂井瑠星騎手。11勝のうち5勝が自厩舎である矢作厩舎の管理馬で、厩舎のバックアップも好成績に繋がっている。また連対が多いのは2~4歳馬。勝ち星に関しては11勝中10勝が2~3歳の若駒だった。2021年京王杯2歳Sでキングエルメス、22年アルテミスSでラヴェルに騎乗し、重賞勝利も飾っている。狙えるタイミングは「世代限定戦」や「条件戦での若い馬」だ。

同じく栗東所属の松山弘平騎手も単勝回収値「145」とピカイチ。1800mまでの距離に限定すると【14.17.8.78】勝率12.0%、単勝回収値は199までアップする。一方、2000m以上になると【0.4.2.38】と買えないので、ルメールの相手として買うタイミングは「1800m以下」に限定される。

■砂は横山一家に安定感

2021~23年を対象に、ダートレースにおいて50鞍以上の騎乗があり、10勝以上を挙げて単勝回収値「100」を超えた騎手は以下の通り。

横山典弘【12.7.7.51】 └単15.6/連24.7/複33.8/値130

木幡巧也【22.23.22.360】 └単5.2/連10.5/複15.7/値127

石川裕紀【22.33.24.329】 └単5.4/連13.5/複19.4/値122

横山和生【21.10.16.126】 └単12.1/連17.9/複27.2/値122

松山弘平【21.13.16.77】 └単16.5/連26.8/複39.4/値121

原優介【10.13.6.211】 └単4.2/連9.6/複12.1/値115

ダート戦において妙味があり信頼できるジョッキーは横山典弘騎手。後方ポツンをしても豪快な末脚さえ使えれば差し届くのが府中コースだ。

一般的に芝以上に先行馬有利なダートにおいて、後方から競馬をして4勝を挙げている点は特筆モノ。上記の騎手の中で、同様の競馬で複数勝利しているのは息子の横山和生騎手だけ。血は争えないようだ。同騎手も勝率12.1%、単勝回収値122と高水準。1600mでは【13.5.7.59】勝率15.5%、単勝回収値182をマークしており、買いは「ダート1600m戦」となっている。

また、松山弘平騎手は勝利数と勝率で言えば、横山典を凌いでおり、ダートでも優秀な成績を収める。このうち、関西馬に騎乗した場合は【12.5.7.34】勝率20.7%、単勝回収値179。関東馬だと単勝回収値が72となるので、狙いは「関西馬」だ。

“ルメールとセット”で上手に配当妙味を見い出して、東京開催をたのしもう。

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(Asuka.F/SPREAD編集部)