住谷幾久子オーナーがシルクロードステークス(4歳上・GIII・芝1200m)のオタルエバー(牡5、栗東・中竹和也厩舎)で重賞初制覇を狙う。  住谷オーナーにとって初の所有馬がオタルエバーだ。父リオンディーズ、母ルージュクール、母の父Re…

 住谷幾久子オーナーがシルクロードステークス(4歳上・GIII・芝1200m)のオタルエバー(牡5、栗東・中竹和也厩舎)で重賞初制覇を狙う。

 住谷オーナーにとって初の所有馬がオタルエバーだ。父リオンディーズ、母ルージュクール、母の父Redoute's Choiceの血統。生産者は北海道洞爺湖町のレイクヴィラファーム。20年のセレクトセール1歳において4100万円(税抜)で落札した。

 オタルエバーは21年7月の新馬(新潟芝1600m)を快勝し、オーナーに初出走初勝利をプレゼント。さらに同年の秋明菊賞で特別初勝利、朝日杯FSではGI初出走と、馬主孝行な活躍を見せてきた。22年夏から長期休養を強いられたものの、23年夏に復帰すると徐々に復調。前々走の北陸Sを制してオープン昇級を決めると、続くラピスラズリSでオープンV。シルクロードSが1年8カ月ぶりの重賞挑戦となる。

 最初の所有馬での重賞勝ちといえば、ジャスタウェイの大和屋暁オーナー、ロジユニヴァースの久米田正明オーナーが有名だが、快挙であることは間違いない。オタルエバーにはオーナーを喜ばせる快走を期待したい。