IFHA(国際競馬統括機関連盟)はこのほど、2023年世界のトップ100GI競走を発表。イクイノックスが優勝した11月のジャパンカップが1位となり、「2023年ロンジンワールドベストレース」を受賞した。15年に現行形式で世界のGI競走の…

 IFHA(国際競馬統括機関連盟)はこのほど、2023年世界のトップ100GI競走を発表。イクイノックスが優勝した11月のジャパンカップが1位となり、「2023年ロンジンワールドベストレース」を受賞した。15年に現行形式で世界のGI競走のランキングが発表されるようになって以降、これまで日本の競走の最高位は20年ジャパンCの3位で、世界1位は史上初の快挙。

 リストには11カ国39競馬場のGIが名を連ね、2位にはアラブ首長国連邦のドバイシーマクラシック、3位にフランスの凱旋門賞が選ばれた。

 日本の競走では1位のジャパンCを筆頭に、5位宝塚記念、6位天皇賞(秋)、さらに8位には有馬記念と、トップ10に4レースがランクイン。合計15競走が100位以内に入り、ランクインした競走数では、オーストラリア(24競走)、アメリカとイギリス(ともに17競走)に続き、世界4位となった。

 今回ジャパンCの世界1位を記念して、来月3日の東京11R早春ステークスは、「ジャパンカップ 2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念」と名称を変更して実施される。

【100位以内にランクインした日本の競走】
1位 ジャパンC
5位 宝塚記念
6位 天皇賞(秋)
8位 有馬記念
41位 安田記念
50位 大阪杯
55位 日本ダービー、菊花賞
63位 マイルチャンピオンシップ
78位 天皇賞(春)、チャンピオンズカップ
93位 フェブラリーステークス、東京大賞典
97位 皐月賞、ヴィクトリアマイル

 年間レースレーティングは、当該競走における上位4着までの馬の公式レーティング(※)の平均値を表す。競走の質を表すこの数値は、格付け審査などに用いられる。なお、牝馬限定競走以外のレースで、上位4着までに牝馬が入着した場合には、当該馬に牝馬アローワンス(一律4ポンド)を加算して算出している。

※公式レーティングとは、当該馬がその年度に得た最高レーティングのことを指し、115ポンド以上の馬についてはIFHA(国際競馬統括機関連盟)の専門部会であるWBRRC(ワールドベストレースホースランキング委員会)の協議により決定される。また、114ポンド以下の馬については、その結果を受け各国のハンデキャッパーなどにより決定する。

(JRAホームページより)