昨秋にローズSで重賞を制し、秋華賞では2着したマスクトディーヴァ(栗東・辻野泰之厩舎)。1月11日に山元トレセンから栗東へ帰厩しており、東京新聞杯(2月4日・東京芝1600m)に向けて調整を開始。今朝24日はレースに向けた1週前追い切り…

 昨秋にローズSで重賞を制し、秋華賞では2着したマスクトディーヴァ(栗東・辻野泰之厩舎)。1月11日に山元トレセンから栗東へ帰厩しており、東京新聞杯(2月4日・東京芝1600m)に向けて調整を開始。今朝24日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。

 2回目のハローが終了した直後のCWへ2コーナーから入場。ロードオルデンが先頭を走り、二番手がエアサンサーラ。これらを一番後ろから追いかけて、6F標識通過の地点では先頭と1秒以上の差があった。

 それが3コーナーへ進入していくあたりで、グンとスピードに乗って、騎乗者も手綱をしっかりと抑えている状態。ただ、折り合いを欠く感じはなく、しっかりと我慢できた状態で4コーナーを抜けて、最後の直線へ入ってくる。

 ラスト300mのあたりで先頭と1馬身くらいのところまで差を詰めて、あとはゴールへ向かっていくにつれて、その差が少しずつ詰まってくる。ゴールのところでは最先着しているように見えたが、鞍上の拳はじっとしたまま。時計は6F87.9-5F71.1-4F55.6-3F40.1-2F24.3-1F11.7秒と遅い数字だったが、素晴らしい動きだった。

(取材・文:井内利彰)