テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス準々決勝が行われ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)は第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)との3時間45分に及ぶ死闘の末に6-7 (…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス準々決勝が行われ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)は第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)との3時間45分に及ぶ死闘の末に6-7 (3-7),6-4,2-6, 3-6で敗れ、四大大会初のベスト4進出とはならなかった。この敗戦により、ジョコビッチに対し9戦全敗となったフリッツだが会見では今後の対戦に向けて自信をのぞかせた。
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世界ランク12位で26歳のフリッツが全豪オープンに出場するのは6年連続8度目で最高成績は2022年の16強入り。今大会では1回戦で世界ランク90位のF・アコスタ(アルゼンチン)、2回戦ではラッキールーザーで本戦入りした同97位のH・ガストン(フランス)、3回戦で同67位のF・マロジャン(ハンガリー)、4回戦で第7シードのS・チチパス(ギリシャ)を下し8強入りした。
過去8戦戦い勝利がないジョコビッチとの顔合わせとなった準々決勝、フリッツは第1セットをタイブレークの末に先取されるも第2セットでは1度のブレークに成功し1セットオールに追いつく。
しかし、第3セット、ジョコビッチに第2ゲームでこの試合初のブレークを許すと第8ゲームで2度目のブレークを許しセットカウント1-2と後がなくなる。
そして第4セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第8ゲームでジョコビッチに2度目のブレークを許す。その後ブレークを返せず、第9ゲームで1本目のマッチポイントを握られると最後はフォアハンドウイナーを決められ、3時間45分に及ぶ激闘の末に力尽きた。
試合後の会見でフリッツは「最初の2セットは本当に高いレベルでプレーできたけど、フィジカル的にもタフだったね。2セットを終えるまでに2時間半くらいかかった。あのプレーを5時間できるようにならないといけないね」とコメントした。
「彼(ジョコビッチ)はとても速いので、多くのボールをミスしないということが重要。彼は相手を動かし、ポイントを勝ち取るために質の高いショットを打ってくる。フリーポイントが少ないこともあるね。最初の2セットが長かったのも、それが理由だよ。フリーでポイントが取れず、1ポイント1ポイントを大事にしないといけないのは確かに厳しいね」
また、フリッツはジョコビッチ戦に臨むにあたって8戦全敗という数字はどのように影響したか問われ次のように答えた。
「僕にとって、その記録はかなり悪いものに見えるけど、少なくともそのうちの5試合はまだ若かったし、今ほど上手くはなかった。6度目の対戦はかなり接戦だった。実際に彼と対戦したときのベストで、選手としてかなり上達していた。比較的接戦だった気がする。その次の2試合は自分のプレーがとても悪かったと思う」
「0勝8敗という成績を見たとき、本当にいいプレーができたと思えた試合は1試合だけだった。その試合は第2セットをサーブで取ったようなもので、決してボコボコにされたわけではなかった。僕は選手として常に向上している。最初の2セットのようなプレーができれば、そのレベルを5セットまで続けられれば可能性はある」
勝利したジョコビッチは準決勝で第4シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で第5シードのA・ルブレフを6-4, 7-6 (7-5), 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。
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