ドゥラメンテ産駒のJRAスプリント重賞初制覇をかけて、ルガル(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)がシルクロードステークス(4歳上・GIII・芝1200m)に参戦する。  ドゥラメンテは15年の皐月賞と日本ダービーの2冠馬。種牡馬としても大成功し…

 ドゥラメンテ産駒のJRAスプリント重賞初制覇をかけて、ルガル(牡4、栗東・杉山晴紀厩舎)がシルクロードステークス(4歳上・GIII・芝1200m)に参戦する。

 ドゥラメンテは15年の皐月賞と日本ダービーの2冠馬。種牡馬としても大成功し、初年度から大物タイトルホルダーを送り出した。2年目以降の産駒からもスターズオンアース、シャンパンカラー、リバティアイランド、ドゥラエレーデ、ドゥレッツァとGI馬を次々に輩出。ダートでもヴァレーデラルナ、アイコンテーラーがJpnIを制覇。21年8月に9歳で早世したことがつくづく惜しまれる。

 ドゥラメンテ産駒はJRA重賞を22勝しているが、スプリント戦では意外にも未勝利となっている。そんな未踏峰を攻略すべく、シルクロードSにはルガルが参戦する。これまで4走前の葵S、前走の京阪杯とスプリント重賞で2着が2回。ドゥラメンテ産駒の最強スプリンターとして異論はないだろう。この2戦を含め、重賞での3戦は惜敗が続くが、今まさに伸び盛りの4歳馬。タイトル獲得は時間の問題だ。

 ここで悲願の重賞初制覇となれば、高松宮記念が視界に入ってくる。父のために、そして自身のためにも、負けられない一戦となる。

【ドゥラメンテ産駒のJRAスプリント重賞成績】
・21年葵S・4着ファルヴォーレ(8番人気)
・21年葵S・10着アスコルターレ(7番人気)
・21年北九州記念・8着アスコルターレ(11番人気)
・23年葵S・2着ルガル(2番人気)
・23年京阪杯・2着ルガル(1番人気)
・23年京阪杯・9着シングザットソング(5番人気)