2月いっぱいで定年となる安田隆行調教師が、シルクロードステークス(4歳上・GIII・芝1200m)のアグリ(牡5)でJRA重賞60勝目を狙う。  安田隆行調教師は騎手時代にJRAでGI2勝、重賞10勝を含む680勝。調教師としては同じく…

 2月いっぱいで定年となる安田隆行調教師が、シルクロードステークス(4歳上・GIII・芝1200m)のアグリ(牡5)でJRA重賞60勝目を狙う。

 安田隆行調教師は騎手時代にJRAでGI2勝、重賞10勝を含む680勝。調教師としては同じくGI14勝、重賞59勝を含む965勝を挙げている。先々週には愛弟子・川田将雅騎手が騎乗したミッキーゴージャスで愛知杯を制し、9年連続のJRA重賞制覇を果たした。

 シルクロードSにはアグリで参戦する。昨年の阪急杯を4連勝で制して重賞初制覇。その後は5連敗中だが、3走前のセントウルSが2着、前走の阪神Cが3着、GIの3戦も5〜7着でまとめているので、GIIIなら主役級の能力を秘めていることは間違いない。

 安田隆行調教師はJRA重賞59勝のうち、1200mで距離別最多の21勝を挙げている。ロードカナロア、カレンチャンなどの名スプリンターを輩出したトレーナーらしく、区切りの勝利をスプリント戦で挙げることができるか、注目の一戦となる。