冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)の第73回スピードスケート選手権大会とフィギュアスケート選手権大会とアイスホッケー選手権大会は21日、青森県の八戸市と南部町でアイスホッケー2回戦がそれぞれ行われた。アイス…
冬の全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)の第73回スピードスケート選手権大会とフィギュアスケート選手権大会とアイスホッケー選手権大会は21日、青森県の八戸市と南部町でアイスホッケー2回戦がそれぞれ行われた。アイスホッケーでは、法政・早稲田実が清水(北海道)に2―20で敗れた。
アイスホッケー法政・早実合同チーム 飯塚創哉主将 (早実3年)
試合が終わった瞬間、リンクに顔をこすりつけるように倒れ込んだ。大敗の悔しさがこみ上げてきた。それでも「来年の総体を目指す後輩もいる。キャプテンが泣いていてはいけない」と涙をこらえた。
今年度の総体から認められた合同チームで主将を担った。女子日本代表の監督を務める父祐司さんの影響もあって7歳で競技を始め、20歳以下日本代表に名を連ねる。
法政の選手は全員高校からアイスホッケーを始めており、部員不足の早実が教えるような形で練習してきた。試合前夜は「勝ちに行こう。選手生命を懸けるぐらいの気持ちで、みんなで戦おう」と仲間を鼓舞した。
この日は強豪を相手に2得点挙げるなど、意地を見せた。「0点で終わるか得点して終わるかは大きな差。勝ちに行く思いは試合中も変わらなかった」と話し、最後の総体に出場するチャンスをくれた、合同チームの仲間たちに感謝した。
4月からは早大に進学し、また競技に打ち込む。「アイスホッケーをメジャースポーツにするため、イベント開催などで盛り上げる仕事をしたい」と夢を描いている。(福浦則和)