2024年1月21日 川崎競輪川崎市制100周年開設74周年記念「桜花賞・海老澤清杯」(最終日)1月18日から4日間の日程で開催の川崎競輪「川崎市制100周年 開設74周年記念 桜花賞・海老澤清杯」G3が、最終日を迎えた。シリーズは、地元神…

2024年1月21日 川崎競輪
川崎市制100周年
開設74周年記念「桜花賞・海老澤清杯」(最終日)

1月18日から4日間の日程で開催の川崎競輪「川崎市制100周年 開設74周年記念 桜花賞・海老澤清杯」G3が、最終日を迎えた。
シリーズは、地元神奈川勢が準決勝に8名、南関東としては12名を送り込む躍進でリードした。その中心となったのが、郡司浩平と深谷知広で、郡司は初日から冴えのある動きでオール連対と好調をアピール。深谷は限界値を超えてからの粘りある走りで力強さを発揮した。そして、松谷秀幸、堀内俊介、福田知也も好走で続いた。また、グランプリ覇者として今年の初戦となった松浦悠士は、好調とは言えないものの、連日ゴール前で鋭く伸びる差し脚で存在感を示し、盟友S班の清水裕友と力を発揮し、決勝に駒を進めた。

南関東勢が5車で連携した決勝は、先行した深谷の3番手以降のもつれの決着をギリギリまで待った郡司が、直線で抜け出して1着ゴール。郡司のG3優勝は2023年9月の松阪記念以来、通算2o回目。川崎記念4連覇&同一記念5回目の優勝を手にし、ファンの大声援を受けた。

※3日目準決勝レポートはこちら

***************
【最終日12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/郡司浩平(S1・神奈川99期)
3/稲川翔(S1・大阪90期)
4/福田知也(S1・神奈川88期)
5/清水裕友(SS・山口105期)
6/堀内俊介(S1・神奈川107期)
7/深谷知広(SS・静岡96期)
8/恩田淳平(S1・群馬100期)
9/松谷秀幸(S1・神奈川96期)

【レース展開】





誘導以下、5清水-1松浦-8恩田、3稲川、7深谷-2郡司-9松谷-6堀内-4福田で周回。赤板から深谷が清水を抑えに行くと、清水は南関ライン3番手・松谷の内で粘る。深谷が主導権を握り、番手は郡司、3番手の並走は最終HSも続いていく。郡司は番手で車間を切り、最終2コーナーでは清水が3番手を取り切る。郡司は直線で番手から抜け出すと、清水、松浦の追い込みを振り切って優勝のゴール。2着に清水、3着に松浦と中国SS勢が続いた。

【最終日12R=川崎競輪G3決勝】
2車単2-5 2,430円(6番人気)
3連単2-5-1 6,530円(19番人気)
決まり手:差し-マーク



優勝/郡司浩平(S1・神奈川99期)
今回戦績:特2・二1・準1・決1
次走出場予定:静岡G3(2月1日~4日)

(赤板過ぎで)3番手が並走になっていたのは分かっていましたし、深谷(知広)さんもそれが見えて、ペースで仕掛けてくれたことが、最後まで(清水裕友のラインを)引き付けられたのかなと思います。最終1センターの苦しいところで、松谷(秀幸)さんが清水(裕友)に遅れたのが分かったので、出来るだけ引き付けて、自分が獲りにいける位置から仕掛けようと思いました。
深谷さんの頑張りのおかげで仕掛ける距離が短くなったし、清水は脚力を使っていると思っていたので、松浦(悠士)に先に踏み込まれない位置から踏みました。地元からたくさん勝ち上がれることは嬉しい反面、(レースが)難しくもなることを改めて感じました。
川崎を走るのが久しぶりだったし、何とか期待に応えられたこともあり、かなりファンの声援が嬉しかったです。深谷さんがS級S班になり、立場が逆になりました。S班でありますが、5車の先頭をかって出てくれ、レースを作ってくれたので、自分が前になった時は、責任感を持って走りたいと思います。昨年はG1で結果を残せなかったことを含め、今年は年が明けて、いい流れに乗れているので、気持ちやパフォーマンスなどを1年を通じて落とさないように続けていけたら。G1だけでなくF1戦を含め、取りこぼしが無いように意識して走りたいと思います。






※川崎競輪G3(最終日)注目レースのピックアップは次ページへ→

***************
\川崎G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日8R=S級特選】


「悔しさをにじませた2着」
2着/香川雄介(S1・香川76期)

(3日目の落車で)ケガは大したこと無い、大丈夫です。もったいなかった。(ゴール前、4コーナーは)もう少し待ってから動けば難なく突き抜けていたが、新山(将史)と接触しそうになってしまった。悔しい、また頑張ります。

【最終日9R=S級特選】


「目標達成に向け頑張ります」
2着/堀江省吾(S2・長野119期)

4日間とも展開が良かったです。2日目、3日目と絶好の展開だったのに、上のステージに上がれなかったのは、力不足だと思うので、力を伸ばさなければと思いました。2日目に低速からのダッシュがかからなかったので、最大パワーとトップスピードが全然足りないと改めて感じました。今後は、徹底先行というよりは、先行をメインに、展開に応じて捲りも出せるようにトップスピードを付けて戦いたいと思っています。3月で27歳になるので、27歳のうちにF1優勝と記念(G3)決勝進出を達成したいと思っています。頑張ります。

【最終日10R=S級特秀】


「自分の走りで結果を出したい」
1着/北井佑季(S1・神奈川119期)

(佐々木)龍さんが番手にいて信頼できますし、思い切って仕掛けられたなと。ワンツースリーが決まって良かったと思います。二次予選は、力を出せなかった面もありますが、最終2コーナーからの捲りで最後まで踏み切ったので。準決勝はペース配分などの修正が必要と感じました。今日はそのことを踏まえて、ペース配分を上手くできて、次につながるのではと思います。僕の走りは後ろの援護があってこそ。引き続き、後ろのことを信じて、自分の力を出せるレースがしたいですし、今年はG1の決勝に乗って、自分の力をしっかり出して、結果を残したいと思っています。