アメリカジョッキークラブカップ当日の中山芝は不良馬場でスタート。雨は降り続いている。最初の芝のレースとなった5Rの3歳未勝利(2200m)の勝ち時計は2分19秒0、上がり3Fは38秒3だったので、良馬場よりも4〜5秒ほど時計がかかってい…

 アメリカジョッキークラブカップ当日の中山芝は不良馬場でスタート。雨は降り続いている。最初の芝のレースとなった5Rの3歳未勝利(2200m)の勝ち時計は2分19秒0、上がり3Fは38秒3だったので、良馬場よりも4〜5秒ほど時計がかかっている。ここから回復することは考えづらく、AJCCも道悪での競馬となる。

 AJCCは道悪巧者が揃ったので取捨選択が難しいが、切れ味が生かしづらく、差しが利きにくい馬場と考えると、面白いのは2頭。ショウナンバシット(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)は近走こそ控える競馬が続いているが、昨春までは先行策で実績を残していた。横山和生騎手の乗り替わりで積極的な競馬に転じれば、ガラリ一変があっていい。もう1頭はホウオウリアリティ(牡6、美浦・高木登厩舎)。前々走の魚沼Sは3勝クラスとはいえ、不良馬場で好位からの押し切り。当時と同じようなレース運びができれば、馬券圏内に粘り込むシーンがあるかも。