今週の日曜日は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GII・芝2200m)が行われます。  過去10年では、前走GI組が6勝2着3回3着2回の好結果を残しています。ただし、連対数最多の菊花賞組や最多勝利の有馬記念組が不在なのが今…

 今週の日曜日は、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GII・芝2200m)が行われます。

 過去10年では、前走GI組が6勝2着3回3着2回の好結果を残しています。ただし、連対数最多の菊花賞組や最多勝利の有馬記念組が不在なのが今年のポイント。他のGI組の取捨選択がレースの鍵を握りそうです。

 一方、前走の距離別では2000m戦組が4勝2着7回3着5回と突出。昨年はこの組がワンツーで、一昨年は1〜3着を独占していました。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】前走1800m以下戦出走(ただし、4歳馬は除く)
[0-0-0-14]複勝率0%
該当馬:クロミナンス、サンストックトン

 中距離戦ではあるが、菊花賞組(過去10年で4連対)や有馬記念組(同2勝)からの臨戦馬の活躍も目立つタフなレース。それだけに、400m以上の大幅な距離延長馬は苦戦傾向だ。例外は、世代別の最高複勝率36.0%の4歳馬だけと考えてみたい。

※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしている。

 上位人気が予想されるクロミナンスが消去データに該当しました。

 乗り替わったC.ルメール騎手が、過去10年で[1-3-0-5]のレース成績を記している点はなにより大きな魅力ですが、劣勢の条件戦組にくわえ、7歳という年齢や初の2200m戦など、乗り越えるべきハードルは高そうです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。