09年エリザベス女王杯覇者のクィーンスプマンテの9番仔となるヤマトフェイス(牡3、栗東・新谷功一厩舎)が、土曜京都5Rの3歳新馬(芝2000m)でデビューする。  ヤマトフェイスは父エピファネイア、母クィーンスプマンテ、母の父ジャングル…

 09年エリザベス女王杯覇者のクィーンスプマンテの9番仔となるヤマトフェイス(牡3、栗東・新谷功一厩舎)が、土曜京都5Rの3歳新馬(芝2000m)でデビューする。

 ヤマトフェイスは父エピファネイア、母クィーンスプマンテ、母の父ジャングルポケットの血統。母は09年のエリザベス女王杯を11番人気で逃げ切って、3連単154万円の大波乱を演出した。そして祖母の半弟のルーベンスメモリーは右目を失明しながら、息長く走って6勝を挙げたことで知られる。また、近親のレッツゴードンキは15年の桜花賞の覇者。このように一族には個性的な名馬が並ぶ。

 年末から追い切りを重ねて、しっかりと仕上げられた。最終追いはCWで6F81秒4-1F12秒1だから、少なくとも水準レベルにはある。良血馬が揃った一戦だが、血統的にはむしろ人気薄でこそ不気味。初戦から高配当を提供してくれることを期待したい。