21日、第29回全国都道府県対抗男子駅伝が広島市で開催される。佐久長聖高校にゆかりのあるメンバーを中心とした優勝候補・長野県に挑む対抗勢力は兵庫県、岡山県、千葉県、埼玉県など。各年代のランナーが1本の襷をつなぐ、駅伝ならでは醍醐味が詰まった…

21日、第29回全国都道府県対抗男子駅伝が広島市で開催される。佐久長聖高校にゆかりのあるメンバーを中心とした優勝候補・長野県に挑む対抗勢力は兵庫県、岡山県、千葉県、埼玉県など。各年代のランナーが1本の襷をつなぐ、駅伝ならでは醍醐味が詰まったレースだ。

ここでは、今大会に出場する選手の中から“個性派ランナー”の3名をピックアップ。見どころを紹介していきたい。

◆【全国都道府県対抗男子駅伝2024】「青学vs.駒澤の箱根対決再び」鈴木芽吹・黒田朝日らエントリー予想・オーダー・優勝候補・放送予定etc.

日本最速のユーチューバー・小林歩(大阪・NTT西日本)

駒澤大学時代は箱根駅伝2021で3区・区間2位。チームの順位を押し上げる快走で大逆転優勝の立役者となったのが小林歩だ。卒業後は実業団のNTT西日本に進んだが、並行して“YouTuber”として活動中。小林 歩 【こばやんちゃんねる】を立ち上げると、登録者数1万人超えを達成し陸上ファンの間で話題のチャンネルとなった。

原稿執筆時点で最新の動画は「YouTuberがニューイヤー駅伝で区間賞取ってみた!【エース区間】【アユム・コバヤシ】」というもの。日本選手権2023/男子10000mで27分28秒13の日本歴代7位と実力は折り紙つきだったが、相澤晃(旭化成)、田澤廉(トヨタ自動車)、塩尻和也(富士通)、伊藤達彦(Honda)など国内トップクラスのランナーを抑えて3区・区間賞を獲得。長距離のカテゴリーにおいて“日本一速いユーチューバー”と言っても過言ではないだろう。全国都道府県対抗男子駅伝2024は大阪府代表・7区での起用が濃厚だ(※追記、自身のYouTubeで欠場を表明)。

将来はアナウンサー志望 田中悠登(福井・青山学院大)

全日本大学駅伝2023で熾烈な2位争いを制した田中悠登(福井・青山学院大)が見据える将来は「アナウンサー」だ。自身のX(旧ツイッター)では「中町二丁目ニュース(NNN)」と題し、ニュース原稿を読む動画を投稿。こちらは“日本一速いアナウンサー”候補と言えるだろう。

第100回箱根駅伝の出場こそ叶わなかったが、10000mで28分35秒60、ハーフマラソンではチーム3位の1時間02分33秒とロードに高い適性がある印象。13.0 kmと最長区間の7区が予想されており、福井県勢の上位進出に貢献したいところだ(※追記、欠場)。

134人抜きのレジェンド・岡本直己(鳥取・中国電力)

個性派とは別のベクトルかもしれないが、岡本直己(鳥取・中国電力)も注目のランナーだ。全国都道府県対抗男子駅伝では計18回出場しており、昨年は3区で10人抜きの快走。“通算134人抜き”の記録は空前絶後といって差し支えないだろう。

今年は最長区間・7区でのエントリー予想。パリ五輪の切符をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)2023に出場するなど39歳を迎えてなお健在だ。雨予報も出ている当日の天候を想定したとき、積み重ねたキャリアは大きな武器となるはずだ。

第29回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、12:30の号砲予定。広島市平和記念公園前をスタート・フィニッシュ地点とする7区間、48.0 kmで開催される。

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(M.Tahara)