<大相撲一月場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館 端正なルックスと小兵ながら筋骨隆々の序二段二十五枚目・山藤(出羽海)が、序二段二十七枚目・谷口(二所ノ関)との“68キロ”差対決を制すると、館内は大きな拍手と歓声に包まれた。【映像】イケ…
<大相撲一月場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館
端正なルックスと小兵ながら筋骨隆々の序二段二十五枚目・山藤(出羽海)が、序二段二十七枚目・谷口(二所ノ関)との“68キロ”差対決を制すると、館内は大きな拍手と歓声に包まれた。
身長175.4センチ、体重76.8キロと超軽量級でありながら、鍛え上げられた肉体を持ち、端正なマスクも魅力的な山藤。岐阜県出身、平成15年(2003年)生まれの20歳の若手力士だ。六日目に対戦した谷口は体重145.3キロと、自身より68.5キロも重い相手となった。
体格差対決の一番。立ち合い八艘飛びの奇襲、左にジャンプした山藤は、相手の右腕をたぐって下から突き上げる激しい攻めで押していく。さらに左上手を取って頭をつけて低い姿勢で組んだ山藤は、腰を割って相手の重心を崩そうとする素早い攻めを展開。重い相手に苦戦するも、たくましい筋肉を浮かび上がらせながら足技を混ぜ、土俵際で飛び上がってみせると館内から「おお!」と歓声が沸き起こった。
その後、組み止められてから驚異的な粘りで山藤が耐えると、館内からは大きな拍手が。最後は山藤がそのまま前に出て寄り切って勝利し、客席からは再び大きな拍手が沸き起こった。2勝目を挙げた山藤は熱戦を物語るように肩を痛そうに押さえつつ勝ち名乗りを受けると、息が上がった様子で花道を下がっていった。敗れた谷口は2敗目を喫した。
「速さ、低さ、粘り」で68キロ差対決を制した山藤。小兵ながら筋骨隆々な山藤の活躍に、ファンも「粘り勝ち」「この体格差は面白い」「太ももの差」「つぶれる」「細いのにすごいね」「むきむき」と大盛り上がりの様子を見せていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)