卓球の日本一を決める「2024年全日本卓球選手権大会」が、22日から28日まで東京体育館にて行われる。今大会は日本卓球協会が定めるパリ五輪選考対象の最後の大会となっており、シングルスの出場選手が決まることもあり注目を集める。◆全日本卓球選手…
卓球の日本一を決める「2024年全日本卓球選手権大会」が、22日から28日まで東京体育館にて行われる。今大会は日本卓球協会が定めるパリ五輪選考対象の最後の大会となっており、シングルスの出場選手が決まることもあり注目を集める。
◆全日本卓球選手権2024 日程・放送予定・ライブ配信 注目選手、パリ五輪選考ポイント
■焦点となる“3番手争い”
男子シングルスの優勝争いはパリ五輪出場を確実にしている両雄の戦いが予想される。
選考ランキング首位の張本智和。2023年はコンディションや怪我に苦しむ時期も見られた男子のエースだが、「WTT男子ファイナルズ」では切れの良い動きで準々決勝に勝ち進むなど復調の気配。減量にも取り組んだという張本が、五輪イヤーで迎える全日本で2018年以来のシングルス優勝を果たし幸先良いスタートを切れるか。
張本と並ぶ優勝候補は戸上隼輔。全日本選手権は2022年は松平健太、23年は張本を決勝で下しており2連覇中。男子では2014年大会から4連覇を果たした水谷隼以来の3連覇がかかる。第6回選考会「2023 全農CUP 大阪大会」では張本を下し、選考レースも2位確実。世界ランキングも24位と充実期を過ごす戸上が今年の全日本も制するのか。
張本、戸上中心の争いが予想されるなかで、3番手に期待したいのが松島輝空。木下アカデミー所属の16歳は2023年に国際大会で存在感を示し、世界ランキング急上昇。11位の張本、24位の戸上につづく33位につけるなど24年はさらなる飛躍が待たれる。サウスポーから放たれる強烈なバックハンドに、物おじしないメンタルを備える松島がどのような活躍を見せるかは注目。
また、パリ五輪選考ランキングで3位につける篠塚大登、4位の田中佑汰もこの争いに加わってくるか。戸上、張本が上位につけるパリ五輪に向けた戦いで、3番手候補に誰が浮上するかも焦点となる。
日本をけん引する張本、戸上を中心に、進境著しい松島の飛躍にも期待が高まる男子。五輪イヤーの争いを制するのは誰になるか。
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(Y.Imoto/SPREAD編集部)