<大相撲一月場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館 熱戦を繰り広げた序ノ口四枚目・葛錦(錦戸)と序二段九十八枚目・東浪(玉ノ井)の一番で、東浪のまわしが緩んで胸の近くまでずり上がってしまう珍しい場面があった。東浪は死力を尽くした様子で、取…
<大相撲一月場所>◇六日目◇19日◇東京・両国国技館
熱戦を繰り広げた序ノ口四枚目・葛錦(錦戸)と序二段九十八枚目・東浪(玉ノ井)の一番で、東浪のまわしが緩んで胸の近くまでずり上がってしまう珍しい場面があった。東浪は死力を尽くした様子で、取組後は東と西を間違えて行司から「こっち」と制さる場面もあった。
立ち合い大きな体で当たった東浪は、相手の差し手を止めるように左で抱えてから、今度は右を抱えて左四つになろうと奮闘。一方の葛錦も相手のまわしを引いて足技も駆使した果敢な攻めを見せた。だが最後は東浪が右上手を持ったまま前に出て、寄り切りで勝って1勝目を挙げた。敗れた葛錦は3敗目を喫した。
取組後、息も絶え絶えの様子の東浪は、熱戦を物語るようにまわしが緩み、胸の近くまでずり上がってしまったほか、前まわしはべろりと垂れ、あわやの状況になってしまった。さらに東浪はふらつきながら勝ち名乗りを受けに行こうとするも、間違えて東に歩を進めてしまい、16歳の行司・式守風之助から「こっち」と制されていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)