<大相撲一月場所>◇四日目◇17日◇東京・両国国技館 3場所ぶりに復帰した“令和の怪物”こと幕下五枚目・伯桜鵬(宮城野)が、巧さの際立つ下手投げで幕下七枚目・日翔志(追手風)を下し、2連勝となる白星を挙げた。伯桜鵬の一瞬の技に館内騒然となり…
<大相撲一月場所>◇四日目◇17日◇東京・両国国技館
3場所ぶりに復帰した“令和の怪物”こと幕下五枚目・伯桜鵬(宮城野)が、巧さの際立つ下手投げで幕下七枚目・日翔志(追手風)を下し、2連勝となる白星を挙げた。伯桜鵬の一瞬の技に館内騒然となり、ネット上では「リプレイ見たい」「漫画みたいなキレ」と驚きの声が相次いだ。
令和5年(2023年)一月場所で幕下十五枚目格付出しデビューするといきなり全勝優勝。昭和以降史上最速タイの所要3場所で新入幕を果たした令和5年七月場所では、優勝争いに加わる快進撃を見せた伯桜鵬。109年ぶりの新入幕優勝こそ叶わなかったものの、11勝4敗の好成績を残して敢闘賞と技能賞を受賞していた。
しかし、さらなる飛躍が期待されるなか、古傷の左肩の治療に専念。「(番付は)どこまで落ちてもいい」と左肩手術を決断し、2場所連続で全休、関取の座から幕下へと陥落することになった。
無事に左肩手術を終えた伯桜鵬は、3場所ぶりに大相撲の舞台に復帰。初日には幕内経験者の幕下六枚目・矢後(押尾川)を長い相撲の末に上手投げで下し、実に176日ぶりとなる白星を手にしていた。
四日目の対戦相手となったのは、先場所で新十両に昇進した経歴を持つ実力者の日翔志。立ち合い張り差しから押されるも残した伯桜鵬は、落ち着いて得意の左四つに組むと下手を奪取。組んだまま様子をうかがうと、こう着状態が続くかに見えたその瞬間、伯桜鵬が素早く左からの下手投げを決めた。速攻の投げで相手を転がした伯桜鵬は2勝目。敗れた日翔志は1敗目を喫した。
“7戦全勝優勝”を目標に、覚悟を決めて土俵に戻ってきたという伯桜鵬。下手投げ一閃で日翔志を転がすと館内騒然となったほか、ファンからは「怪物だね」「相撲勘のよさ」「むちゃくちゃうまかった」「投げのキレがエグい」と称賛の声が続出。また一瞬の出来事に「リプレイ見たい」「漫画みたいなキレ」「誰か解説してください」「何が起こったのか、速くてよくわからなかった」と戸惑いの声も相次いで寄せられた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)