広島市で21日、第29回全国都道府県対抗男子駅伝が開催される。全48kmのうち、半分近くの20.5kmを担当する高校生区間が勝負のカギ。過去には箱根駅伝で3年連続区間新記録樹立の佐藤悠基(長野・佐久長聖高)、「2代目山の神」柏原竜二(福島・…

広島市で21日、第29回全国都道府県対抗男子駅伝が開催される。全48kmのうち、半分近くの20.5kmを担当する高校生区間が勝負のカギ。過去には箱根駅伝で3年連続区間新記録樹立の佐藤悠基(長野・佐久長聖高)、「2代目山の神」柏原竜二(福島・いわき総合高)、中央大学のエース・吉居大和(宮城・仙台育英高)も区間賞を獲得しており、未来の箱根スターを発掘するうえでも楽しみなレースだ。

ここでは、前述3人が区間賞を獲得した1区の高校生区間にフォーカス。優勝候補にとって重要な1区・区間賞争いを注目選手とともに占いたい。

◆【全国都道府県対抗男子駅伝2024】長野県の3連覇阻止も “過去最強メンバー”岡山県が優勝候補に挙げられる理由

全国都道府県対抗男子駅伝2024 1区展望

世代最強ランナー・折田壮太(兵庫・須磨学園高)

“速さ”と“強さ”を兼ね備えた世代最強ランナー。折田壮太(兵庫・須磨学園高)を表現するとそのような言葉が当てはまる。男子5000mの持ちタイムは高校歴代2位の13分28秒78。世代最速の称号を引っ提げて臨んだ全国高校駅伝男子2023は、最長距離10kmの「花の1区」で区間賞を獲得した。先頭でレースを引っ張り続けたにもかかわらず、勝ち切ったレース運び。腰高のフォームは東京五輪男子10000m代表・相澤晃を彷彿とさせる。今大会の1区・区間賞候補筆頭だ。

相澤晃に先着の次世代エース・濵口大和(長野・佐久長聖高)

濵口大和(長野・佐久長聖)の名前が一躍知れ渡ったのは、昨年9月の日体大長距離競技会(日体大記録会)。男子5000mにエントリーされた濵口は、高校2年生歴代最速の13分38秒40をマーク。故障明けだったとはいえ、国内トップクラスのランナーである相澤晃に先着する快走をみせた。2年生にして1区を任されるポテンシャルは本物。世代の枠を飛び越えて高校生最強ランナーに名乗りを上げるか。

五島列島の星・川原琉人(長崎・五島南高)

全国都道府県対抗男子駅伝2023で1区・区間3位に入った川原琉人(長崎・五島南高)も注目のランナー。長崎県に位置する五島列島出身の有名人には女優・川口春奈さんや長濱ねるさんがいるが、大会後には「川原琉人」の名前が加わっているかもしれない。

諸事情により長崎県立・五島南高に転校後は陸上部員がほとんどいない環境を余儀なくされたが、箱根駅伝にも出場した祖父・高弘さんとの二人三脚でメキメキと頭角を現し、長崎県高校総体2023の1500m・5000mを優勝。学校が募った寄付金で北海道インターハイへの遠征が実現した。持ちタイム以上にロードで能力を発揮するランナーだ。

そのほか、第100回箱根駅伝で3区・区間賞を獲得した太田蒼生(青学大)の後輩にあたる北海道インターハイの男子1500m覇者・谷本昂士郎(福岡・大牟田高)や男子5000mで高校歴代4位の13分34秒20を記録した飯田翔大(鹿児島・出水中央高)、第74回全国高校駅伝男子で1区・区間2位の松井海斗(埼玉・埼玉栄高)など「プレ・箱根駅伝」と言いたくなるような好メンバーがズラリ。今から号砲が待ち切れない。

主な出場選手の卒業後の進路予定

・折田壮太(兵庫・須磨学園高)→青山学院大学 ・飯田翔大(鹿児島・出水中央高)→青山学院大学 ・川原琉人(長崎・五島南高)→順天堂大学 ・谷本昂士郎(福岡・大牟田高)→順天堂大学 ・永原颯磨(長野・佐久長聖高)→順天堂大学 ・山口峻平(長野・佐久長聖高)→早稲田大学 ・松井海斗(埼玉・埼玉栄高)→東洋大学

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(M.Tahara)