船橋競馬場で1月17日(水)に行われるブルーバードカップ(3歳・JpnIII・ダ1800m)。これまでは南関東のローカル準重賞だったが、「全日本的なダート競走の体系整備」にともない、今年からダートグレード競走に格上げされた。  いよいよ…

 船橋競馬場で1月17日(水)に行われるブルーバードカップ(3歳・JpnIII・ダ1800m)。これまでは南関東のローカル準重賞だったが、「全日本的なダート競走の体系整備」にともない、今年からダートグレード競走に格上げされた。

 いよいよダート三冠への道が動き始めた。初年度はJRAから3頭、地方から6頭が出走。1着となった地方所属馬には羽田盃への優先出走権が付与されるほか、JRA所属馬にとっても先の大舞台に向けて賞金を加算しておきたい一戦となる。クラシックへの登竜門を制すのはどの馬か。発走予定日時は17日(水)の20時5分。主な出走馬は以下の通り。

■アンモシエラ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)

 3戦目ではのちにJBC2歳優駿、ホープフルSでも見せ場をつくるサンライズジパングの2着に好走。4戦目で待望の初白星をつかむと、続くもちの木賞で連勝を飾る。同レースで破ったアラレタバシルは、続く自己条件を快勝しており、レースレベルも高い。前走のホープフルSは不慣れな芝競走なので、度外視可能。ダートに戻って初タイトル獲得を期待したい。

■バロンドール(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)

 デビュー戦でのちにダート2歳王者に輝くフォーエバーヤングの3着に入ると、2戦目を6馬身差で制して初白星を飾る。続くエリカ賞は7着だったが、ダートに戻って自己条件を快勝。鋭い切れ味を発揮して2勝目を挙げた。鞍上を務める横山典弘騎手は、先週末の京成杯を勝利して勢いに乗っている。ベテランの巧みな手綱捌きで、重賞初制覇なるか。

■ブラックバトラー(牡3、北海道・田中淳司厩舎)

 昨年6月のデビュー戦を大差勝ちすると、2戦目のブリーダーズゴールドジュニアCで早くも重賞初挑戦を迎え、上がり最速の末脚を繰り出して初タイトルを獲得。続くサンライズCも2着に入ると、JBC2歳優駿では大きく出遅れながらも3着に入った。一時は20馬身近い差がありながら巻き返した脚力は疑いようがなく、スタートさえ決まればチャンスあり。

 そのほかにも、昨年の南関東リーディング笹川翼騎手とタッグを組むエコロガイア(牡3、栗東・森秀行厩舎)、トライアルを勝利したバハマフレイバー(牡3、船橋・稲益貴弘厩舎)、佐賀で重賞2勝を挙げているウルトラノホシ(牡3、佐賀・真島元徳厩舎)などが出走を予定している。