<大相撲一月場所>◇三日目◇16日◇東京・両国国技館 小兵力士が大きな相手に対抗する技として長く用いられてきた「下手投げ」。それは令和の時代に入っても変わらない。序二段五十一枚目・望月(大嶽)が、自分より体重で60キロ近い相手に対して、バレ…
<大相撲一月場所>◇三日目◇16日◇東京・両国国技館
小兵力士が大きな相手に対抗する技として長く用いられてきた「下手投げ」。それは令和の時代に入っても変わらない。序二段五十一枚目・望月(大嶽)が、自分より体重で60キロ近い相手に対して、バレリーナのようなボディバランスを取りながら、豪快な下手投げで勝利し、館内から喝采を浴びた。
27歳の望月は175センチ、94.7キロ。対する序二段五十枚目・黒熊(宮城野)は26歳と同世代ながら182センチ・154.2キロと、体格では一回りも二回りも上回っている。立ち合いから低く攻め立てた望月が、左の下手を深く差したところ、大きな黒熊は両腕を極めながら強引な寄り。それでも小さな望月は土俵際まで追い詰められ、俵に足がかかった。
ここで踏ん張った望月は、極められている左腕を少し抜きつつ、豪快に足を跳ね上げながらの下手投げ。黒熊がばったりと腹から土俵に落ちると、中継していたABEMAの視聴者からは「すごい」「美しき下手投げ」とコメントが寄せられ、館内からも拍手が起きていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)