<大相撲一月場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館  土俵際まで寄って出るも、一気に勝負をつけられず。逆に寄り切られて初日白星発進ならず。19歳、身長191センチの力士の大きな体が、ひと際小さく見えた“しょんぼり”な後ろ姿。落胆ぶりを物語る…

<大相撲一月場所>◇初日◇14日◇東京・両国国技館

 土俵際まで寄って出るも、一気に勝負をつけられず。逆に寄り切られて初日白星発進ならず。19歳、身長191センチの力士の大きな体が、ひと際小さく見えた“しょんぼり”な後ろ姿。落胆ぶりを物語る背中に思わずファンから励ましの声が飛んだ。

【映像】19歳巨漢力士の“しょんぼり”な後ろ姿

 序二段六十九枚目・達ノ森(伊勢ノ海)が序二段六十九枚目・琴花城(佐渡ケ嶽)に寄り切られ、初日黒星発進となった。

 立ち合い、琴花城の突き押しで上体が起こされそうになるも、ぐっとこらえた達ノ森。互いに左上手をとる攻防で、達ノ森は右を絞っておっつけると、191センチ、168.8キロの恵まれた体を押しつけて一気に前へ。

 このまま寄り切りで勝負ありか…と思われたが、琴花城が土俵際を反時計回りにうまく回って達ノ森の圧力を封じると、左を力強く引きつけて反転攻勢。逆に一気に寄り切って今場所の初白星を挙げた。

「どうだ!」といわんばかりの勢いで達ノ森を寄り切って体をくるっと回転させた琴花城とは対照的に、達ノ森は両腕をだらんと下げて肩を落とし、トボトボとすり足気味に所定の位置へ。大きな背中だけにひと際目立つ“しょんぼり”な後ろ姿、落胆ぶりにABEMAファンからは「負けたけどかなり相撲取れるようになってる」「いいねぇ、肉が落ちてる」など励ましと期待の声が、一方では「後ろ姿が寂しそう」などの声が飛んでいた。

 令和五年三月場所に初土俵を踏んだばかりの達ノ森は昨年の十一月場所で4勝3敗と勝ち越しており、これからの力士。対する琴花城は令和五年五月場所に初土俵を踏んだ15歳の力士。いずれも、今後のさらなる飛躍に期待したい。(ABEMA/大相撲チャンネル)