2024年1月14日 和歌山競輪開設74周年記念「和歌山グランプリ」G3(最終日)和歌山競輪「開設74周年記念・和歌山グランプリ」G3が、1月11日より4日間の日程で開催され、本日最終日を迎えた。初日からシリーズを牽引したのは近畿勢。初日特…

2024年1月14日 和歌山競輪
開設74周年記念「和歌山グランプリ」G3(最終日)

和歌山競輪「開設74周年記念・和歌山グランプリ」G3が、1月11日より4日間の日程で開催され、本日最終日を迎えた。
初日からシリーズを牽引したのは近畿勢。初日特選は、古性優作が、「今年の近畿のキーマン」にあげる寺崎浩平との連携を決めて1着スタートを切った。

和歌山特有の強い風に輪をかけた強風が吹き荒れた3日目・準決勝。クリアしたのは、連日積極的な自力を出す寺崎浩平やその寺崎を力強く捲った山田英明。一か八かの自力を出した阿竹智史や、同型にレースをさせなかった坂井洋。一発の仕掛けに掛けライン決着に貢献したS級S班の古性優作、地元和歌山の東口善朋、藤田勝也ら9選手となり、近畿勢は4選手が決勝進出を決めた。

近畿4車が結束した決勝は、寺崎の強烈なカマシ先行に乗った番手の古性が、ゴール前で突き抜けて1着。近畿勢が上位独占を果たすとともに、古性は昨年の7月福井以来、通算9回目のG3優勝を成し遂げて、2024年の好発進を決めた。

※3日目準決勝レポートはこちら

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【最終日12R=S級決勝】
1/東口善朋(S1・和歌山85期)
2/坂井洋(S1・栃木115期)
3/山田英明(S1・佐賀89期)
4/永澤剛(S2・青森91期)
5/寺崎浩平(S1・福井117期)
6/藤田勝也(S2・和歌山94期)
7/阿竹智史(S1・徳島90期)
8/山口敦也(S2・佐賀113期)
9/古性優作(SS・大阪100期)

【レース展開】






誘導以下、5寺崎ー9古性ー1東口ー6藤田、2坂井ー4永澤、3山田ー8山口ー7阿竹で周回。まず山田が動いて寺崎を抑えると、寺崎は引いて、4番手には坂井が続く。打鐘で6番手から寺崎が一気のスパートに出ると、山田を叩き、近畿4車が出切っての主導権取り。寺崎の先行で、5番手以降は車間が開く。近畿ライン優勢のまま直線に向くと、番手絶好に古性が差し脚を伸ばして優勝。2着に東口、3着に寺崎が粘り、近畿上位独占が決まった。

【最終日12R=和歌山競輪G3決勝】
2車単9-1 180円(1番人気)
3連単9-1-5 1,030円(2番人気)
決まり手:差し-マーク



優勝/古性優作(SS・大阪100期)
今回戦績:特1・二1・準2・決1
次走出場予定:いわき平競輪G3(1月25日~28日)

寺崎(浩平)君は、これから近畿を引っ張っていく選手になって欲しいし、そうならないとダメだと思います。今開催は、特選から僕と寺崎君が近畿を引っ張っていく立場で参戦して、この舞台で寺崎君が4日間いいレースを続けた。これがG1に繋がっていくと思うし、信頼関係がもっと生まれてくると、G1でもいいレースができると思います。
レースは、坂井(洋)君が凄い勢いで仕掛けてくるのかなと思ったのですが、最終1コーナーに入った時に寺崎君のスピードのノリが凄かった。後は、自分が油断せずに走るだけだと思いました。(体の使い方は)連日、東口(善朋)さんに良かった時とそうでなかった時の差を、真後ろから見たままを伝えてもらい、初日2日目と試し、3日目に感じた事を今日試しました。今日が一番感触として良かったかなと感じます。
今年は、全タイトル制覇という大きな目標を抱えて走っています。その目標を叶えようと思ったら、期待に応えるのではなく、越えないと辿り着けないと思うので、さらに上のステージを目指して越えていきたいと思います。




※和歌山競輪G3(最終日)注目レースのピックアップは次ページへ→

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\和歌山G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日7R=S級特選】


「一番人気に応える先行」
1着/町田太我(S1・広島117期)

昨日は、風が強すぎて仕掛けるタイミングが狂った感じでした。悔いの残るシリーズでした。乗り越えないといけないですね。今は練習が室内なので、レースが練習にもなる。次走(全日本選抜競輪)まであくので、追加あっせんを待っています。

【最終日8R=S級特選】


「自分の出切ることをやっていく」
1着/古賀勝大(S2・和歌山115期)

全て貴志(修己)にお任せでした。(貴志が)落ち着いていて凄く良かったですね。自分も出切ることを「しっかり」と思いました。昨日(準決勝)は、なんとかしたいと思っての競走でした。(体が)小さいからと言って舐められたらあかん。これから色々やっていかないといけないと思っていますし、自分のできることを1レース、1レースと思います。決勝に乗れるように頑張ります。

【最終日8R=S級特選】


「成長を感じたシリーズ」
2着/貴志修己(S2・和歌山117期)

仕掛けるタイミングよくなかったですね。そこは修正点。距離的に自分のいける距離だったので、無理矢理にでも叩きに行こうと。前を叩き切ってからは我慢でした。ワンツーで決まって良かったのかなと思いますけど、修正点はいくつもあると思います。12月末に合宿でケガをしてしまい、万全ではなかったのですが、日に日に良くなってくように、できることをやってきました。昨年は万全の状態で(地元)記念に臨みましたが、今年はそうではなかったが気持ちの入ったレースを意識してやれた。「このくらいか」と言われるかもしれませんが成長していると思うので、気持ちを切らさずに焦らずやっていきます。