男子テニスで世界ランク104位の綿貫陽介と同138位の望月慎太郎は昨年12月、アシックスのシューズ体験会に参加。体験会後、綿貫はtennis365.netの単独インタビューに答えた。>>【動画】綿貫陽介と望月慎太郎のスペシャル対談<<同体…

男子テニスで世界ランク104位の綿貫陽介と同138位の望月慎太郎は昨年12月、アシックスのシューズ体験会に参加。体験会後、綿貫はtennis365.netの単独インタビューに答えた。
>>【動画】綿貫陽介と望月慎太郎のスペシャル対談<<
同体験会ではアシックスの「SOLUTION SPEED FF 3」「SOLUTION SPEED FF 3 OC」「PRESTIGELYTE 5 OC」の3種類のシューズの体験が行われ、綿貫と望月も参加者と共にシューズを体験した。
25歳の綿貫は2023年、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で予選3試合を勝ち抜き本戦入りすると、本戦1回戦では当時世界ランク59位のA・リンデルクネシュ(フランス)にストレートで勝利しグランドスラム初白星を飾った。3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)では「ATPマスターズ1000」でも本戦初白星を挙げた。
7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ではラッキールーザーとして本戦に初出場すると、1回戦でM・ヒュースラー(スイス)を6-7 (5-7), 5-7, 7-6 (7-5),7-6 (7-3),6-3のフルセットの死闘の末に下し、同大会でも初勝利を果たした。
さらにムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)では2回戦で当時世界ランク12位のF・オジェ アリアシム(カナダ)に勝利し16強入り。
その後も白星を積み重ねた綿貫は10月30日付のATP世界ランキングでキャリア最高位の72位を記録。シーズン終盤となった11月の横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2023 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)では優勝を飾り、充実の2023年シーズンを終えた。
12月の同体験会終了後、綿貫はtennis365.netの単独インタビューに答えた。
【綿貫陽介インタビュー】
Q.2023年を振り返っていかがでしたか。
「2022年の年末に日本のチャレンジャーで少し頑張れたので、その分いろんな道も広がりました。グランドスラムの予選も全豪オープンで突破することができて、本戦1回戦も勝つことができて、僕の中ではやっぱりそれがすごく大きいことでした。(シーズンの)始まりがよくてその流れをうまく落とさずに最後まで走れたと思うので、すごくそこも良かったと思います。本当に良いことも悪いこともたくさんあって、色々なことを経験できたことがすごく良かったかなと思っています」
Q.2023年シーズンで印象に残っている試合はありますか?
「やっぱりウィンブルドンの本戦1回戦ですかね。予選で負けてしまってラッキールーザーで入ることができて、本戦1回戦で勝つことができたんですけど、その試合というのはすごく嬉しかったというか、やっぱりウィンブルドンの舞台というのは僕もそうですけど、選手全員の憧れの舞台だと思っています」
「一回予選で負けて、自分も期待をしてたのですごく悔しい経験でした。その中でもう一回リベンジができる、トライができるというので臨んだ試合で、セカンドセットも落として0-2スタートで試合が始まりました。本当に5セットの経験がなかなかないので、勝てるのかどうかとか色々な気持ちが混ざって、すごく不安というか少しマイナスな気持ちが多かったです。でも本当に1ポイント1ポイント続けられて、もし勝てたら嬉しいだろうなというふうに試合中に思うようになって、その結果、0-2から勝てたのは僕の中ではすごく嬉しい出来事で、いい経験だったと今でも思っています」
「負けた試合は全部悔しいですけど、やっぱりジャパンオープンの1回戦で負けたっていうのは僕の中ではすごく悔しかったです。例年までのジャパンオープンに入る気持ちと、今年(2023年)の自分の結果で入っていく気持ちで少し違った心境で試合に入っていったので、その部分はもちろん勉強にもなりましたし、やっぱり悔しかった試合の一つかなというふうに思います」
Q.ツアーを回るのは大変ですか?それとも楽しいと感じていますか?
「全体的にはすごく楽しかったです。良かったから楽しかったのか、(楽しめたことが)良かった原因なのかはわからないですけど(笑)ツアー自体は全体的には楽しかったと思います。やっぱり2022年まではチャレンジャーのレベルで、ずっとどうにかランキングを落とさないようにという頭の中でいたんですけど、やっぱり上に上に少しでもランキングを上げていくっていうのをすごくトライをしていきました」
「終盤やっぱりきつかったっていうのも、僕の中で一つ経験できたことです。みんな若いうちにそこを通っていくので、なかなか僕はそこを今まで経験できなかった分、そういう苦しさというのも少し感じました」
Q.今後対戦してみたい選手はいますか?
「やっぱり上の選手とは全員戦いたいですし、全員に勝ちたい気持ちは強くあります。でも日本人の選手というのは色んなストーリーというか、色々な裏の気持ちというのが他の選手よりもあると思います。もちろん錦織選手の復活を僕たちも待ち遠しく思っていますし、対戦できる日が来れば嬉しいなと思います」
Q.今日体験した「SOLUTION SPEED FF 3」の感想を教えてください。
「僕自身も2023年の中旬ぐらいまではずっとSPEEDを履いてプレーをしていました。本当に嬉しいことなんですけど、アシックスさんの靴はどのシリーズも基本的に履きやすくて、どれを選んでも試合ができてしまうというのが、嬉しいんですけど選手側としては悩む1つの要因となっています(笑)」
「今回の新しいSPEEDは軽さというのが絶対的な売りになってくると思いますけど、履いた時の履きやすさというか、足を入れた感触というのはものすごく良いです。最初動かないと少し軽すぎて不安になるくらい軽いんですけど、意外と動いてみると『こんなにこの靴しっかりしているんだ』というのが僕の中では一番大きな印象だったかなと思っています。いろんな動きで相手選手とのやり取りがフットワークからできるというのが、この靴の強みなのかなと思っています」
なお、綿貫と望月は対談も行い、お互いのテニスの印象や、初めて会った時の第一印象、さらには日本人選手との対戦についてなど、それぞれの考えを語った。
>>【動画】綿貫陽介と望月慎太郎のスペシャル対談<<
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