デビュー3年目の佐々木大輔騎手が、愛知杯(4歳上牝・GIII・芝2000m)のエリカヴィータ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。  佐々木騎手は22年デビューの20歳。ルーキーイヤーは9勝に留まったが、2年目の昨年は68…

 デビュー3年目の佐々木大輔騎手が、愛知杯(4歳上牝・GIII・芝2000m)のエリカヴィータ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 佐々木騎手は22年デビューの20歳。ルーキーイヤーは9勝に留まったが、2年目の昨年は68勝を挙げてリーディング12位に躍進。函館開催では18勝挙げて、史上最年少で函館リーディングを獲得した。また、秋の福島開催でも7勝を挙げて、リーディングを勝ち取った。今、最も勢いのある若手といえるだろう。
 
 これまでJRA重賞は11回騎乗して、昨年の札幌2歳Sのマーゴットソラーレの4着が最高着順。ただ、今年に入って中山金杯、フェアリーSに参戦するなど、重賞の騎乗機会が増えているので、初制覇は時間の問題と思われる。愛知杯のパートナーはエリカヴィータ。一昨年のフローラSの後は8連敗中だが、前走のディセンバーSで4着に食い込み、復調を感じさせた。メンバー中唯一の重賞ウイナーでもあり、チャンスは十分。佐々木騎手が復活Vに導けるか、その手綱捌きに注目したい。