メジャーではペナントレースが佳境を迎えているが、今季は例年以上に球団間の“格差”が出ている。そのため、ナ・リーグ東地区と…
メジャーではペナントレースが佳境を迎えているが、今季は例年以上に球団間の“格差”が出ている。そのため、ナ・リーグ東地区と西地区、ア・リーグ西地区の3地区では、首位に立つチームが2位以下に10ゲーム以上の差をつけて独走状態だ。だが同時に、ここへ来て独走するチームが主力を怪我で欠くという事態も相次いでいる。そこで米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトでは「後半戦に大きなインパクトを与えるのは誰の怪我?」と題した特集記事を掲載した。
■インディアンス25歳の美技にスタンディングオベーション、地元メディアも「これぞメジャー」
インディアンスの25歳の三塁手が、驚異的な美技を1試合に2度も見せ、米国で大きな話題となっている。
コロンビア出身のジオバニー・ウルシェラが輝きを放ったのは、4日(日本時間5日)の本拠地ヤンキース戦だ。まずは4-1と3点リードで迎えた5回。1死一、三塁のピンチでヤンキースの新星C・フレイジャーが高いバウンドのゴロを放つと、三塁線を抜けようかという打球に素早く反応し、ジャンプしてつかみ取った。
ファウルゾーン方向へと体が流れていたが、ウルシェラはなんと再びジャンプして、本塁への送球を選択。苦しい体勢とは思えない、正確で力強いボールを送り、三塁走者のトレイエスを刺した。衝撃的な美技に、場内は割れんばかりの大歓声。そして、スタンディングオベーションに包まれた。
地元テレビ局の実況は「ウルシェラの素晴らしいプレーです。アウトにしました! ジオバニー・ウルシェラ、なんて素晴らしいプレーでしょうか!」と大絶叫。解説者のリック・マニング氏も「ワオ。これがビッグリーグのプレーです。彼にしか出来ないプレーです。信じられないプレーです。完璧なストライク送球をしました。大きいプレーです」と脱帽した。
実況はリプレーを見ながら、再び「この送球を見てください。空中で回転しました! スタンディングオベーションです」とまくし立てる。マニング氏も「なんて美しいプレーしょうか」と、称賛し続けた。
■膝つきダイレクト送球には解説者も脱帽の笑い「ハハハハハ」
ただ、この日のウルシェラはこれだけでは終わらない。6-1とリードが5点に広がった6回。今度は1死からホリデーが三遊間へ放ったゴロにダイビング。打球をグラブに収めてから、回転して立ち上がることなく膝をついたまま送球。ダイレクトで一塁手サンタナのグラブに届く力強いボールで、アウトに仕留めた。
ここでも地元テレビ局の実況は「間にゴロが飛びます。ダイビングします。ウルシェラが止めます。送球してアウトにしました!」と絶叫。「ハハハハハ」と脱帽の笑い声を発するマニング氏の横で「信じられません! ウルシェラが魅了し続けます」と驚きを隠せなかった。
2つの驚異的なプレーはチーム、そして先発バウアーを助け、インディアンスは7-2で快勝した。2015年にメジャーデビューも、昨年は1度も試合に出場できずマイナー生活を続けるなど、MLB通算98試合出場という“新星”ウルシェラ。名手として、名前を覚えておいたほうが良さそうだ。(Full-Count編集部)