過去にはディープインパクト(2005年)やマカヒキ(2016年)らがこのレースを制して、後のダービー馬となった若駒S。今年は1月20日に京都芝2000mで行われるが、ここへ出走予定の各馬が今朝11日にレースへ向けた1週前追い切りを行って…

 過去にはディープインパクト(2005年)やマカヒキ(2016年)らがこのレースを制して、後のダービー馬となった若駒S。今年は1月20日に京都芝2000mで行われるが、ここへ出走予定の各馬が今朝11日にレースへ向けた1週前追い切りを行っている。

 阪神芝2000mの新馬戦を勝ったストーンズ(栗東・友道康夫厩舎)は、CWでL.モリス騎手が跨り、アイザックバローズ、セレシオンとの3頭併せ。前半はゆったりとしたラップだったが、3コーナーから4コーナーで少しスピードアップして、最後の直線に向いて一気に加速。先行していたアイザックバローズが遅れて、最後はセレシオンとの追い比べになったが、ゴールでは少し遅れていた。

 時計は6F83.5-5F68.0-4F52.9-3F37.3-2F23.0-1F11.7秒。最後の直線は速いラップでまとめることができているし、相手が動いたという評価でよいだろう。

 東京スポーツ杯2歳Sは5着だったミカエルパシャ(栗東・橋口慎介厩舎)は、1回目のハローが終了した直後のCWで、松山弘平騎手が騎乗しての単走。軽快な走りでゴール前を駆け抜けていった。時計は6F79.3-5F65.0-4F51.1-3F36.8-2F23.4-1F11.8秒。

 京都芝2000mで新馬勝ちしたブエナオンダ(栗東・須貝尚介厩舎)は、昨日10日にCWで併せ馬。秋山真一郎騎手が跨って、ペンナヴェローチェを追走する併せ馬で同入。時計は6F83.9-5F67.7-4F52.8-3F38.0-2F23.9-1F11.7秒と数字に派手さはないが、動きには余裕があり、きれいな加速ラップを踏むことができたという意味では評価すべき内容だろう。

(取材・文:井内利彰)