テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は9日、女子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク712位のシェ・シュウェイ(台湾)は第11シードのA・ボンダル(ハンガリー)に6-7 (3-7),4-6のストレ…

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は9日、女子シングルス予選1回戦が行われ、世界ランク712位のシェ・シュウェイ(台湾)は第11シードのA・ボンダル(ハンガリー)に6-7 (3-7),4-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。38歳のシュウェイにとってこの試合はシングルスキャリア最後の試合となり、今後はダブルスに専念する。
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シングルスではキャリア3つのツアータイトルを持つシュウェイ。2021年の全豪オープンではベスト8に進出し準々決勝で大坂なおみと対戦もした。結果はストレートで敗れたが、パワーヒッターではない、ドロップショットや独特なタイミングで相手選手を狂わせる“曲者”感あるプレーは現代テニスでは数少ない面白さを持った選手だ。
今大会のシングルスでは予選から出場したものの、1回戦でボンダルに敗北。ファーストサービスのスピードも時速130キロ台となり、ボンダルの強烈なリターンに苦しんだ。
女子テニス協会WTAの公式X(旧Twitter)でシュウェイは「このファンタジーの旅を終わらせるときがきた」とコメント。WTAは「ほかに類を見ないシュウェイはキャリア最後のシングルスマッチに出場したが、予選敗退となった」とつづっている。
今後はキャリア32勝を誇るダブルスに専念する予定のシュウェイ。昨年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ではB・ストリツォワ(チェコ)とのペアで優勝も飾っており、世界ランクは現在6位となっている。