男子プロテニス協会のATPと女子テニス協会のWTAは9日に共同声明を発表し、2025年以降、1つの大会期間中の使用ボールの一貫性をより厳格にするとした。>>試合スケジュールについての声明はこちら<<>>ダニエルvsパーセル 1ポイント速報…

男子プロテニス協会のATPと女子テニス協会のWTAは9日に共同声明を発表し、2025年以降、1つの大会期間中の使用ボールの一貫性をより厳格にするとした。
>>試合スケジュールについての声明はこちら<<
>>ダニエルvsパーセル 1ポイント速報<<
ATPとWTAは近年、各大会において使用ボールの規格はあるものの、その規格内では重さや感覚、スピードがバラバラであることを問題視。選手からも肘や手首の負担が大きく大会から大会へ移動を続ける選手が対応できずに負傷を増やしているとした。
そのため、まずツアー大会においてテニスボールの規格見直しが決定。これまでは各大会が独自にボールのスポンサーを決めることができていたが、段階的に厳格化していく。
具体的には現時点で決まっていないものの、ATPとWTAは「トーナメントの収益に悪影響を与えないようにしながらも、選手にとってはトーナメントでのボールの一貫性を高め、最終製品としてより強化された認証と仕様の要件を提供すること」とした。
また、同日には大会におけるナイトセッションの定義も設定され、深夜の試合が行われないことや、1コート5試合まで(デイセッション3試合、イブニングセッション2試合)といった選手とファン、大会関係者の負担を減らす施策が2024年シーズンよりスタートさせることが発表された。
ATPの会長を務めるアンドレア・ガウデンツィ氏は「試合スケジュールとテニスボールは、WTAとともに我々の優先課題だ。特にプレーヤーの健康とファンの体験が重要であり、現代のゲームの要求に応え、進化していくことが不可欠だと感じている。現在も、そして長期的にも、この両面にインパクトを与えることができると楽観視している」とコメント。
WTAの会長であるスティーブ・サイモン氏も「これらの取り組みが2つのツアー間で完全に一致することが重要であり、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるようにすることで、アスリートとファンの体験を向上させることができると考えている」とした。