「メキシコ・オープン」(ATP250/メキシコ・ロス カボス/7月31日~8月6日/賞金総額63万7395ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、21歳のタナシ・コキナキス(オーストラリア)が第1シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を…

「メキシコ・オープン」(ATP250/メキシコ・ロス カボス/7月31日~8月6日/賞金総額63万7395ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、21歳のタナシ・コキナキス(オーストラリア)が第1シードのトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を3-6 7-6(5) 6-4で破り、決勝進出を果たした。試合時間は2時間18分。

 両者は今回が初対戦。コキナキスは2015年6月に世界ランク自己最高の69位をマークしたが、同年末にケガの影響で戦線を離脱しため現在は454位となっており、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)を得て出場している。

 コキナキスはシングルスでのATPツアー初優勝をかけて、第2シードのサム・クエリー(アメリカ)と対戦する。クエリーは準決勝で、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を3-6 6-4 6-4で下しての勝ち上がり。

 決勝で対戦するふたりは、2015年5月にマドリッド(ATP1000/クレーコート)の1回戦で初対戦しており、クエリーが6-4 6-7(6) 6-3で勝っている。

 先月開催されたウィンブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)でグランドスラム自己最高の4強入りを果たしたクエリーは、3月にアカプルコ(ATP500/ハードコート)の決勝でラファエル・ナダル(スペイン)を6-3 7-6(3)で破っており、メキシコでの2度目のタイトル獲得を目指す。コキナキスは、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)とのペアで1月のブリスベン(ATP250/ハードコート)のダブルスを制しているが、シングルスではATPツアーで2回戦より先に勝ち上がったことがなかった。(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真は「メキシコ・オープン」(メキシコ・ロス カボス)で決勝進出を果たした21歳のタナシ・コキナキス(ロンドンの大会でのもの)

Photo:LONDON, ENGLAND - JUNE 20: Thanasi Kokkinakis of Australia celebrates a point during mens singles first round match against Milos Raonic of Canada on day two of the 2017 Aegon Championships at Queens Club on June 20, 2017 in London, England. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)