22年の宝塚記念などGI・3勝を挙げたタイトルホルダー(牡6、美浦・栗田徹厩舎)が5日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬になる予定。同日、JRAがホームページで発表した。  タイトルホルダー…

 22年の宝塚記念などGI・3勝を挙げたタイトルホルダー(牡6、美浦・栗田徹厩舎)が5日、JRAの競走馬登録を抹消した。今後は北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬になる予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 タイトルホルダーは父ドゥラメンテ、母メーヴェ、母の父Motivatorという血統。半姉に“小さなアイドルホース”ことメロディーレーンがいる。

 本馬は20年10月に中山競馬場でデビュー勝ちを収めると、翌春には弥生賞で早くも重賞初制覇を飾り、続く皐月賞でも2着に好走する。秋には菊花賞を勝利してGIタイトルを獲得。22年には日経賞、天皇賞(春)、宝塚記念と3連勝して、日本競馬を代表する一頭へと急成長を遂げ、秋には凱旋門賞にも挑戦した。

 今年は始動戦の日経賞を8馬身差で制し、続く天皇賞(春)でも1番人気に支持されたが、右前肢ハ行で競走中止。だが、幸いにも症状は重いものではなく、9月のオールカマーで復帰して2着に入る。続くジャパンCでは5着、有馬記念でも見せ場十分の3着。果敢な“逃げ”のスタイルで最後までファンを沸かせ、昨年末をもってターフに別れを告げた。通算成績は19戦7勝(うち重賞6勝)。

(JRAのホームページより)