■リカンカブール

3歳時は京都新聞杯や神戸新聞杯ではトップクラスに遅れを取ったが、休養を挟み4歳から徐々に本格化。2勝クラス、3勝クラスと連勝を飾ってオープン入りし、再び重賞戦線に加わった。

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舌を縛り挑んだ2勝クラスでは中団でスムーズに折り合い、ゴール前で余裕を持って抜け出し勝利。続く3勝クラスは出負けから4角大外を回る大味の競馬だったが、前が粘る展開を上がり最速で差し切った。

久々の重賞参戦となった前走・チャレンジCは再び出負けし後方から。5F目から11秒台が続くスピード比べとなり届かなかったが、さすがに直線だけの競馬では厳しかった。それでも勝ち馬から0秒5は上出来。連勝時の末脚を見ればオープンクラスでも通用するのは間違いなく、前走0秒3差のエピファニーとは1キロ差。近2戦はゲートが悪いが、スムーズに好位のインで脚を溜められれば突き抜けてもいい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。