■アラタ

昨年の中山金杯は3角からモタつきながらも、最後はジリジリと伸び勝ち馬からタイム差なしの4着。成長ぶんもあったとはいえ、24キロ増は重かったか。

◆【中山金杯2024予想/データ攻略】「本気ローテ」にビタハマリ “馬券内率77%”合致で軸候補に浮上

続く金鯱賞は好メンバーが揃うなか、好位から3着に粘り込むなど重賞制覇まであと一歩のところまで来た。その後は巴賞を快勝し、函館記念へ出走したがよもや9着惨敗。続くオールカマーは13着と着順を落とし、伏兵扱いまで評価は下がった。

しかし、函館記念、オールカマーともにこれまでとは異なりレースで行きっぷりが悪かったのは事実。放牧を挟んだ今回、好調時と同じく中間から気合を全面に出し、追い切りの動きにも活気が戻ってきた。ハンデ58キロは見込まれた感があるものの、実績面を感がれば当然か。従来の前進気勢が戻った感のある今なら、昨年以上の着順に食い込む余地はあり。この人気落ちはシメシメと言ったところ。

◆【中山金杯2024予想/追い切り診断】エピファニーを上回る「S」の最高評価 「調子落ちの夏場からV字回復」

◆【中山金杯2024予想/穴馬アナライズ】「一戦毎に本格化、人気一角との比較でハンデも◎」 単勝“6人気”前後の刺客

◆【中山金杯2024予想/穴馬アナライズ】「メンバー屈指の末脚、まとめて差し切るイメージはある」 単勝“10人気”想定の爆穴

著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。