6日に中山金杯(GIII、中山芝2000m)を含めたWIN5対象レースが行われる。 JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。2023年のラストは的中票数18票、…

6日に中山金杯(GIII、中山芝2000m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。2023年のラストは的中票数18票、払戻金3090万1280円の高配当を記録した。昨年の東西金杯でのWIN5は17万9610円と平穏決着であったが、2022年は192万9390円、21年は4996万2820円と例年荒れ模様。今年も高配当に期待が持てる。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■中山金杯は想定2桁人気も狙い目

新年の名物重賞・中山金杯。1番人気が4勝を挙げ、近3年は2勝3着1回と安定した成績を残している。人気薄に目を向けると、昨年は7番人気のクリノプレミアムがハナ差の2着、2021年は5番人気のココロノトウダイがクビ差で2着。展開次第では新年早々波乱が起こってもおかしくはない。

その展開面だが、過去10年の歴代勝ち馬に4角10番手以下はなし。複勝率も5.8%と極端に悪化しており、前に行けない馬は軽視で問題なさそうだ。また、1~4枠は【8.7.7.53】なのに対し、5~8枠は【2.3.3.77】。内枠有利の傾向を加味したとき、内めの枠を引いた先行馬に白羽の矢が立つ。

今回の出走メンバーで有力なのは、前目に位置取りそうなボーンディスウェイ、クリノプレミアム、ゴールデンハインドと、内枠かつ中山での先行勝利実績があるエピファニーの4頭。オークス以来の実戦となるゴールデンハインドは【1.0.2.16】と分が悪い6枠でもあり、今回は様子見で良いだろう。

新春の中山金杯はボーンディスウェイ、クリノプレミアム、エピファニーの3頭で高配当も視野に入れ攻略する。

■京都金杯はドーブネ消し

今回警戒すべきは、WIN4京都11R・京都金杯。本レースは京都開催となった2014年から20年までのデータを参考に分析する。

人気別で見ると、1~6番人気で1着2着を争う傾向が強く、7番人気以下は2着1回3着4回のみ。ただ、今回人気が想定されるドーブネが引いたのは7枠。この枠は【0.1.0.16】複勝率5.9%と不振傾向にあり、2020年には1番人気のカテドラルが17着に沈んでいる。人気薄台頭のチャンスだ。

今回の出走メンバーを見ると、トゥードジボン、セルバーグ、ドーブネといった逃げ・先行馬がズラリ。位置取り争いが激しくなれば、中団に控える馬に展開が向きそうだ。ここは前走・元町Sで後方16番手から差し切り、2走前の秋色Sで中団から上がり3F2位の脚で4着に入ったコレペティトールと、NHKマイルC4着や朝日杯FS2着と差す競馬での実績があるダノンタッチダウンの2頭を狙っていく。

その他、WIN1からWIN5の注目馬は以下の通り。

WIN1・中山9R迎春S:ジオフロント、ダニーデン、ビューティーウェイ WIN2・京都10R万葉S:プリュムドール、メイショウブレゲ WIN3・中山10RジュニアC:キャプテンシー、ボーモンド WIN4・京都11R京都金杯:コレペティトール、ダノンタッチダウン WIN5・中山11R中山金杯:ボーンディスウェイ、クリノプレミアム、エピファニー

計72点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

2023年9月~12月WIN5結果一覧

2023年9月~12月WIN5グラフ