原監督率いる青学大は100回記念大会で頂点に輝けるだろうか(C)産経新聞社 第100回大会を迎える箱根駅伝(2024年1月2日、3日)を前に、例年ならレース前に主役候補となる青学大になかなか注目が集まらない。 区間エントリーが12月29日に…
原監督率いる青学大は100回記念大会で頂点に輝けるだろうか(C)産経新聞社
第100回大会を迎える箱根駅伝(2024年1月2日、3日)を前に、例年ならレース前に主役候補となる青学大になかなか注目が集まらない。
区間エントリーが12月29日に発表されるも、メンバーの知名度が今ひとつ。昨年7人が出走した4年生が抜け、2大会前(22年、98回)の優勝経験メンバーは佐藤一世(4年)、若林宏樹(3年)、太田蒼生(3年)の3人だけ。3冠を狙う駒大の対抗1番手だが、他大学と比べても名前の知らない選手が多く、メディアへの露出が少なめだ。
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経験の浅さから、本番の苦戦を予想する声も出ている。だが、2年ぶり優勝奪回を狙う青学大には、吉兆を予感させるデータがいくつもある。
毎年ユニークな作戦名を発表して箱根を盛り上げる原晋監督が、今回掲げたのが「負けてたまるか大作戦」。1文字目の母音に注目すると、戦力が整って初優勝した第91回の15年以降は、すべて「a」のつく年に優勝している。
【箱根駅伝の青学大●●大作戦と総合順位】( )内は1文字目の母音
◆13年8位
「マ(a)ジンガーZ大作戦」
◆14年5位
「S(e)作戦」
◆15年優勝
「ワ(a)クワク大作戦」
◆16年優勝
「ハ(a)ッピー大作戦」
◆17年優勝
「サ(a)ンキュー大作戦」
◆18年優勝
「ハ(a)ーモニー大作戦」
◆19年2位
「ゴ(o)ーゴー大作戦」
◆20年優勝
「や(a)っぱり大作戦」
◆21年4位
「絆(i)大作戦」
◆22年優勝
「パ(a)ワフル大作戦」
◆23年3位
「ピ(i)ース大作戦」
◆24年?位
「負(a)けてたまるか大作戦」
この法則にならえば、「負けてたまるか」の1文字目の母音は(a)で優勝の年ということになる。策士の原監督だけに、意図的に験担ぎした可能性も考えられる。
また初優勝した15年以降、2年続けて優勝を逃したことがない。東海大、駒大に優勝をさらわれた翌年は必ずリベンジに成功している。
さらに今季の三大駅伝成績は、出雲5位、全日本2位。19年度(20年、96回大会)も同じ順位推移から箱根を制した実績があり、「縁起を担いで箱根で優勝を目指したい」と原監督。
青学大にとって数々の「吉兆データ」が、100回記念大会の追い風となるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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