プロボクシングの元ヘビー級世界3団体統一王者ウラジミール・クリチコが8月3日、現役引退を発表した。クリチコは「夢見たものをすべて成し遂げた。第2のキャリアをスタートさせたい」とコメントしている。

クリチコはアトランタ五輪のスーパーヘビー級で金メダルを獲得したあとプロに転向。プロでも勝利を積み重ねWBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)の世界タイトルを獲得した。通算成績は64勝5敗。

元WBC(世界ボクシング評議会)、WBO世界ヘビー級王者でキエフ市長の実兄ビタリとともに、クリチコ兄弟は2000年代のヘビー級を席巻した。

クリチコ最後の試合は2017年4月29日に行われたアンソニー・ジョシュア戦。タイソン・フューリーに敗れタイトルを失っていたクリチコは、無敗の若き王者が保持するベルトを狙ったが第11ラウンドにTKO負け。王座返り咲きに失敗した。

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クリチコの引退にファンからは、「2000年代を代表するボクサー。最後までその実力に見合うライバルに出会えなかった」「クリチコの試合はつまらないと言われたけど、彼を追い詰められる選手がいなかったのも原因だ」「最後のジョシュア戦は面白く記憶に残る試合だったね」「強すぎても人気が出ないの好例」などの声が寄せられている。

ウラジミール・クリチコ 参考画像(2014年1月14日)(c)Getty Images

ウラジミール・クリチコ 参考画像(2014年1月14日)(c)Getty Images