「郡司選手、ハットトリックおめでとう。サインください」 「ありがとう!サイン、ここに書けばいい?」高校サッカーファンのみならず、サッカーキッズにも大人気の選手といえば、この人。市立船橋高校サッカー部・背番号10番・FW郡司璃来(ぐんじ・りく…

「郡司選手、ハットトリックおめでとう。サインください」
「ありがとう!サイン、ここに書けばいい?」

高校サッカーファンのみならず、サッカーキッズにも大人気の選手といえば、この人。

市立船橋高校サッカー部・背番号10番・FW郡司璃来(ぐんじ・りく)選手である。

まるでJリーガーさながら⁈そんな光景が繰り広げられていたのは29日、柏の葉スタジアムの舞台裏。清水エスパルスへの加入が内定している郡司は、高校サッカーのピッチ内外で脚光を浴びる存在だ。

通称「バス降り」と呼ばれる選手たちが通過するゾーンで待機していた「出待ち」状態のファン・サポーターの数は、およそ80人近く。サインを求める行列は、およそ50人を超えていた。

撮影/株式会社運動通信社

ドリブルを強みとした果敢なプレーのみならず、個性的な発言やフレンドリーなファンサービスも人気の一つ。試合後のヒーローインタビューでハットトリックについて質問が及ぶと「まぁ気持ちいいですね」とスタジアムの観客7千人を沸かせた。

試合後のミックスゾーンでも大勢のメディアを前に「得点王」「日本一」への意気込みを淡々と語る姿も印象的だ。

29日、第102回全国高校サッカー選手権大会・1回戦が柏の葉スタジアムで行われ、郡司を擁する市立船橋(千葉県代表)と高川学園(山口県代表)が対戦。市船は4-1で、高川学園に勝利し、2回戦へ駒を進めた。

28日に開幕の時を迎えた高校サッカー選手権、決勝は2024年1月8日。サッカーの聖地・国立競技場で、全国から集まった高校サッカー部の日本一が決まる。

高校サッカー界の人気者・郡司璃来の活躍にも期待したい。有言実行で決勝・国立のピッチを縦横無尽に走り回る姿が、今か今かと待ち遠しい、そんな高校サッカーファンは多いだろう。

文/スポーツブル編集部

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第102回全国高校サッカー選手権大会・1回戦(柏の葉スタジアム)
市立船橋 4-1 高川学園

【得点】
7分 郡司璃来(市船)
10分 郡司璃来(市船)
36分 佐藤大斗(高川)
43分 久保原心優(市船)
61分 郡司璃来(市船)