12月26日、福岡第一高校(福岡県)の“エース”崎濱秀斗が今大会自己最多となる35得点を挙げ、チームを準々決勝進出へと導いた…

 12月26日、福岡第一高校(福岡県)の“エース”崎濱秀斗が今大会自己最多となる35得点を挙げ、チームを準々決勝進出へと導いた。

 東海大学付属諏訪高校(長野県)との3回戦、前半から13得点とチームをけん引すると、第3クォーターに19得点2アシスト、フィールドゴール成功率80パーセント(8/10本)の大爆発。9月に左足骨折のアクシデントに見舞われ、集大成となる今大会へ向けてコンディションが心配されていたものの、エンジン全開のパフォーマンスで状態の良さを示した。

 試合後、取材に応じた崎濱は「1、2回戦はまだアジャストできていない部分や消極的になってる部分があったんですが、昨日の夜、しっかり気持ちを切り替えたら絶対にプレーも上手くいくだろうと考えていました。上手くいってよかったです」と淡々と振り返った。

 負傷離脱明けではあるが、1回戦で37分13得点、2回戦で34分15得点とプレータイムを制限することもなく、この試合では31分出場。ブランクを埋めるためにも「先生が自分をコートに立たせてくれていると感じている」と、井手口孝コーチの采配に感謝を示しつつ、試合を重ねる中で「体力面で少し低下した部分を感じた。そこはトレーナーさんにたくさんケアしてもらったおかげ」と周囲のサポートにも感謝した。

 離脱期間中にはウェートトレーニングにも積極的に取り組み、「少しの当たりでは負けないと思う」と自身の成長も実感。負傷した患部も「痛みはないです」と万全で、「明日が山場になる。昨日今日と徐々に自分の中でもアジャストできているので、また明日も頑張っていければと思います」と力を込めた。

 注目の準々決勝は27日16時40分頃ティップオフ予定の第5試合。インターハイ王者の東山高校(京都府)と、ベスト4進出きっぷをかけて戦う。

【動画】35得点を挙げた崎濱秀斗のプレーハイライト映像【3回戦:福岡第一vs東海大諏訪】