ドゥラメンテ産駒の良血ミスタージーティー(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で無敗戴冠を狙う。  ミスタージーティーは父ドゥラメンテ、母リッスン、母の父Sadler's …

 ドゥラメンテ産駒の良血ミスタージーティー(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で無敗戴冠を狙う。

 ミスタージーティーは父ドゥラメンテ、母リッスン、母の父Sadler's Wellsの血統。母は英G1フィリーズマイルの勝ち馬。半姉のタッチングスピーチが15年ローズSの覇者なら、半兄のサトノルークスは19年菊花賞の2着馬。姪のアスコリピチェーノは10日の阪神JFを無傷の3連勝で制し、2歳女王に輝いている。

 ここまで1戦1勝。前走のデビュー戦(京都芝2000m)はスローペースも何のその、残り200m過ぎからグイグイと伸びて差し切った。推定上がり3Fは11.6-11.3-10.8。エンジンのかかりは遅かったが、勢いが付いてからの脚は重賞級と思わせた。

 ミスタージーティーが勝てば、17年にGI昇格以降では初めてとなるキャリア1戦馬の勝利となる。姪に続いての無敗戴冠でクラシックの主役候補に名乗りを上げられるか、ここが試金石の一戦となる。