ボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥は26日、有明アリーナで行われるWBA、IBF王者マーロン・タパレスとの4団体統一戦に臨む。 勝てば世界2人目の偉業達成となる大一番。2023年最後の試合で2階級目の4団体統一チャ…

ボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥は26日、有明アリーナで行われるWBA、IBF王者マーロン・タパレスとの4団体統一戦に臨む。

勝てば世界2人目の偉業達成となる大一番。2023年最後の試合で2階級目の4団体統一チャンピオンになることはできるか。

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■階級転向後のフルトン戦を絶賛

4本のベルトが掛かったスーパーバンタム級の一戦には、日本だけでなく世界中から注目が集まっている。そんななか、米メディア『CBSスポーツ』は、井上の戦績を振り返り、タパレス戦の勝敗予想を展開した。

井上については「スティーブン・フルトンを圧倒し、今年最高のパフォーマンスでWBCとWBOのタイトルを獲得した。フルトン戦はイノウエにとって初めての階級での試合で、2022年12月にポール・バトラーにTKO勝利を収め議論の余地のないWBOバンタム級タイトルを確保した後、階級を上げていた」と、階級転向前後の試合を絶賛。

また対戦相手のタパレスの発言を引用し「オッズメーカーによれば、自分が本命ではないことはよくわかっている。でも、そんなことは気にしていない。結果はオッズメーカーが考えているものとは違うものになるだろう」と、世間の予想を裏切る結末にしたいとの意気込みを報じた。

■米CBSは「井上の6回TKO勝ち」を予想

勝敗予想では、「イノウエは非常に厳しい砦であるはずのフルトンを簡単に処理した。このことは、過小評価されている技術的熟練度に加えて、驚異的なスピードと破壊力を備えたイノウエがいかに特別な存在であるかを改めて思い出させた」と、フルトン戦がボクシングファンに大きなインパクトを与えたことを振り返った。

その上で、「タパレスは堅実なファイターではあるが、イノウエがもたらす衝撃的なパワーを有さないリョウスケ・イワサに敗れた」とTKO負けを喫した岩佐亮佑戦を根拠に取り上げ、「イノウエが人生最悪の夜を過ごさない限り、勝利への道があるとは考えにくい」と断言。「タパレスがKOされることなく全12ラウンドを戦い抜き判定勝ちを収めることができるかどうかだが、それはありそうにない」とし、「井上の6回TKO勝ち」を予想した。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)