日本初のV型6気筒エンジンは日産自動車の「VG」エンジンだ。現在日産の主力である「VQ」エンジンなど、数多くのエンジン開発に従事した著者が語る、『日産V型6気筒エンジンの進化』。日産自動車の創立90周年を記念しての刊行だ。『日産V型6気筒エ…

日本初のV型6気筒エンジンは日産自動車の「VG」エンジンだ。現在日産の主力である「VQ」エンジンなど、数多くのエンジン開発に従事した著者が語る、『日産V型6気筒エンジンの進化』。日産自動車の創立90周年を記念しての刊行だ。

『日産V型6気筒エンジンの進化』増補新訂版
著者:石田宜之(いしだ・よしゆき)
発行:グランプリ出版
定価:2640円(本体2400円+消費税10%)
発売:2023年10月12日

日本初のV型6気筒となるVGエンジンは、FF車への搭載も視野に入れ、軽量・コンパクトなエンジンとして開発された。その後継として社運を賭けて開発されたVQエンジンでは出力性能、重量、コストのバランスが追求され、「VQHR」、「VR30DDTT」エンジンへと進化する。本書は、日産自動車エンジン設計部で数多くのエンジン設計に従事した著者が自身の経験を踏まえ、これらV6を詳細に解説する。

目次……●さらに進化する日産V型6気筒エンジン - VR30DDTTエンジンについて - ●エンジン開発のプロセス●V型6気筒と直列6気筒との比較●日本初のV型6気筒VG型エンジンの開発●三つの日産の高性能エンジン●本命のVQエンジンの開発●VQエンジンの改良と追加エンジン●VQHRエンジンの誕生●R35GT-R用VR38エンジンの登場

本書は2008年刊行の同書の内容を再確認して修正を加えるとともに、最新の情報を序章として追加、著者名を筆名から本名へと改め、カバー装丁を一新して刊行する増補新訂版だ。